
転職エージェントに登録したら必ず転職する?登録後に断っても大丈夫な理由
はじめに
「転職エージェントに登録してみたいけど、登録したら転職しないといけないのかな?」
「求人を紹介されたら断りづらそう……」
「まだ今の会社を辞めると決めたわけじゃないし、登録するのは早いかも」
こんな不安から、転職エージェントへの登録をためらっている人もいるでしょう。
結論から言えば、
転職エージェントに登録したからといって、必ず転職する必要はありません。
登録して相談した結果、
「やっぱり今の会社に残ろう」
という結論になっても問題ありません。
むしろ転職するか迷っている段階だからこそ、転職エージェントを「転職するため」ではなく、自分の選択肢を確認するために使うという考え方もあります。
この記事では、転職エージェントに登録すると何が起こるのか、転職しなくても問題ない理由、登録だけして情報収集するメリットについて解説します。
転職エージェントに登録=転職ではない
まず知っておきたいのが、
「転職エージェントへの登録」と「転職すること」はまったく別
ということです。
転職エージェントに登録すると、一般的にはキャリアアドバイザーとの面談を行い、
- 現在の仕事内容
- 年収
- 転職を考えている理由
- 希望する仕事内容
- 希望年収
- 勤務地
- 今後のキャリア
などについて話します。
そのうえで条件に合った求人を紹介してもらいます。
しかし、求人を紹介されたからといって、必ず応募する必要はありません。
「この会社は自分には合わない」
「条件が希望と違う」
「もう少し今の会社で頑張りたい」
と思ったのであれば、応募しなくても大丈夫です。
つまり、
登録 → 面談 → 求人紹介 → 必ず転職
ではありません。
実際には、
登録 → 情報収集 → 比較 → 自分で判断
と考えたほうがいいでしょう。
「まだ転職するか決めていません」と伝えてOK
転職する意思が固まっていないなら、面談の最初に正直に伝えてしまいましょう。
たとえば、
「今すぐ転職するとは決めていません。まずは自分にどんな求人があるのか知りたいです」
これで十分です。
無理に、
「3か月以内に転職します」
などと言う必要はありません。
むしろ自分の状況を正確に伝えたほうが、キャリアアドバイザー側も対応しやすくなります。
「転職するか迷っている段階で相談していいの?」
と不安な人は、こちらの記事も参考にしてください。
→【内部リンク①:転職エージェントは相談だけでもOK?転職するか決めていない人へ】
登録したあとに「転職しない」と決めても大丈夫
転職エージェントに相談してみた結果、
「今は転職しないほうがいいかもしれない」
という結論になることもあります。
これは決して失敗ではありません。
たとえば求人を見て、
「今の会社の給料って意外と悪くないんだな」
と気づくかもしれません。
反対に、
「同じ経験でも、別の会社なら年収が50万円上がる可能性があるんだ」
と分かるかもしれません。
大切なのは、必ず転職することではありません。
今の会社に残る場合と転職した場合を比較したうえで、自分で選ぶことです。
何も調べずに今の会社に残るのと、外の世界を見たうえで「今は残る」と決めるのでは、納得感が大きく違います。
転職するか迷っている人ほど「情報収集」が重要
転職について悩んでいると、
「今の会社が嫌だから転職したい」
という感情だけで考えてしまうことがあります。
しかし、転職にはもう一つ重要な視点があります。
それが、
「自分には他にどんな選択肢があるのか」
という視点です。
たとえば、
現在の年収が400万円だったとします。
自分では、
「特別なスキルもないし、転職しても同じくらいだろう」
と思っているかもしれません。
ところが実際に求人を見てみると、
- 年収450万円
- 年間休日120日以上
- 残業月20時間程度
- 今までの経験を活かせる
といった求人が見つかる可能性があります。
逆に、求人を確認してみた結果、
「今の会社は思っていたより条件がいい」
と分かることもあります。
どちらの結果でも意味があります。
転職エージェントへの登録は「会社を辞める決断」ではなく、「比較材料を増やす行動」なのです。
転職エージェントに登録すると転職を急かされない?
ここが一番心配な人も多いでしょう。
転職エージェントもビジネスです。
そのため、求人への応募を勧められたり、転職活動を進めるよう提案されたりすることはあります。
しかし、
最終的に応募するか、転職するかを決めるのは自分です。
紹介された求人が気に入らなければ、
「今回は応募を見送ります」
と伝えればOKです。
担当者との相性が合わない場合には、担当変更を相談したり、別の転職エージェントを利用したりする方法もあります。
転職エージェントに人生の決定権を渡す必要はありません。
エージェントは「決めてもらう人」ではなく、「判断材料を提供してもらう人」
くらいに考えておくと利用しやすくなります。
転職が怖いなら、いきなり会社を辞めなくていい
転職について考え始めると、
「転職するか、今の会社に残るか」
という二択で考えてしまいがちです。
でも、本当はその間にたくさんの段階があります。
転職について調べる
↓
求人を見る
↓
転職エージェントに相談する
↓
自分の市場価値を確認する
↓
良さそうな求人があれば応募する
↓
内定が出てから本当に転職するか考える
このように、一段ずつ進めればいいのです。
最初から「会社を辞める」と決断する必要はありません。
転職そのものに怖さを感じている人は、こちらも読んでみてください。
→【内部リンク②:転職が怖い人へ|不安で動けないときの考え方】
登録したからといって応募する必要もない
もう一つ覚えておきたいのが、
求人紹介=応募ではない
ということです。
10社紹介されたとしても、
「興味がある会社がない」
のであれば応募しなくても構いません。
逆に、
「この会社だけ少し気になる」
と思えば、その1社だけ詳しく話を聞いてみるという方法もあります。
転職活動の主導権は自分にあります。
紹介された求人を全部受ける必要もありませんし、担当者の言う通りに転職先を決める必要もありません。
転職エージェントを使うなら「転職するか決めるため」に使っていい
転職エージェントという名前から、
「転職すると決めた人が使うサービス」
という印象を持つかもしれません。
しかし、
「今の会社に残るべきか」
「転職したら年収はどうなるのか」
「自分の経験は他社で通用するのか」
「どんな仕事なら今より働きやすいのか」
といったことを確認するために利用する方法もあります。
特に20代・30代では、今の会社しか知らないことで、
「自分にはここしかない」
と思い込んでしまうことがあります。
でも、求人を見たり第三者に相談したりすると、意外な選択肢が見つかることがあります。
それでも登録するのが怖い人へ
「理屈では分かったけど、やっぱり登録ボタンを押すのが怖い」
そんな人もいるでしょう。
その場合は、今日すぐに転職エージェントへ登録しなくても構いません。
まず、
①転職サイトで求人を見る
↓
②気になる求人の条件を確認する
↓
③今の会社と比較する
↓
④もっと詳しく知りたくなったら転職エージェントに相談する
という順番でもOKです。
重要なのは、
「転職するかどうか」を今日決めることではなく、「判断するための情報」を少しずつ増やしていくこと。
転職活動そのものを始めるのが怖い人は、次の記事で最初の行動を具体的に解説しています。
→【内部リンク③:転職活動を始めるのが怖い人が最初にやるべき3つのこと】
まとめ|登録は「転職の決断」ではなく「選択肢を知るための行動」
転職エージェントに登録しても、必ず転職する必要はありません。
求人を紹介されても応募するかどうかは自分で決められますし、相談した結果、
「今は転職しない」
という結論になっても構いません。
転職を考え始めたときに一番怖いのは、
「登録したら後戻りできないのでは?」
と感じてしまうことです。
でも、登録しただけで会社を辞めるわけではありません。
面談しただけでも会社は辞めません。
求人を見ただけでも会社は辞めません。
転職活動と退職は別物です。
だからこそ、今の会社に少しでも疑問を感じているなら、
「転職するため」ではなく「自分にはどんな選択肢があるのか確認するため」
に動いてみてもいいでしょう。
転職するかどうかは、そのあと決めればいいのです。