
転職エージェントを使うメリット・デメリット7選|使った方がいい人・使わない方がいい人も解説
はじめに
「転職エージェントって本当に使った方がいいの?」
「登録すると、しつこく転職を勧められそう……」
「自分で求人を探した方が気楽なのでは?」
転職を考え始めたとき、このように迷う人は少なくありません。
特に20代・30代の場合、
- 今の会社に残るべきか
- 本当に転職すべきなのか
- 自分にはどんな仕事が向いているのか
- 今より条件のいい会社に転職できるのか
といったところから悩んでいる人も多いでしょう。
結論から言えば、転職エージェントは「転職すると決めた人」だけが利用するサービスではありません。
転職するか迷っている段階でも、自分の市場価値を知ったり、どんな求人があるのか確認したりするために活用できます。
ただし、もちろんメリットばかりではありません。
この記事では、転職エージェントのメリット・デメリットと、どんな人に向いているのかをわかりやすく解説します。
そもそも転職エージェントとは?
転職エージェントとは、転職希望者と人材を採用したい企業をつなぐサービスです。
登録するとキャリアアドバイザーなどの担当者がつき、
- キャリア相談
- 求人紹介
- 履歴書・職務経歴書の添削
- 面接対策
- 面接日程の調整
- 条件交渉
などをサポートしてくれます。
転職サイトとの大きな違いは、自分一人で転職活動を進めるのではなく、担当者のサポートを受けられることです。
「転職サイトと転職エージェントの違いがよく分からない」という人は、先に「転職サイトと転職エージェントの違い」の記事を読んでみてください。
転職エージェントを使う7つのメリット
メリット① 自分に合った求人を紹介してもらえる
転職活動で意外と大変なのが、求人探しです。
求人サイトを開いて、
「営業職」
「年収400万円以上」
「年間休日120日以上」
などと検索しても、大量の求人が表示されます。
一つひとつ確認しているだけで疲れてしまいます。
転職エージェントなら、これまでの経験や希望条件などを伝えることで、条件に合った求人を紹介してもらえます。
仕事をしながら転職活動をする人にとっては、大きなメリットです。
メリット② 一般公開されていない求人に出会える可能性がある
転職エージェントでは、一般の求人サイトには掲載されていない求人を扱っている場合があります。
そのため、自分で求人サイトを検索しているだけでは見つけられなかった企業と出会える可能性があります。
転職先の選択肢を増やしたい人にとって、エージェントを利用する価値の一つです。
メリット③ 履歴書・職務経歴書を添削してもらえる
転職活動を始めて、
「職務経歴書って何を書けばいいんだ?」
と困る人はかなり多いと思います。
自分では普通だと思っている経験でも、転職市場では強みになることがあります。
逆に、どれだけ頑張って書いても、採用担当者に伝わらなければ評価されません。
転職エージェントを利用すると、第三者の視点から応募書類についてアドバイスを受けられます。
特に初めて転職する人には大きなメリットでしょう。
メリット④ 面接対策を受けられる
転職では、
「なぜ転職するのですか?」
「なぜ当社を志望したのですか?」
「これまでどんな成果を出しましたか?」
など、答えにくい質問をされることがあります。
一人で考えていると、
「これでいいのかな……」
と不安になるものです。
転職エージェントを利用すれば、面接で聞かれそうな質問を整理したり、自分の経験の伝え方についてアドバイスを受けたりできます。
面接に苦手意識がある人には心強いサポートです。
メリット⑤ 企業とのやり取りを代行してもらえる
働きながら転職活動をすると、
「面接日程を調整する時間がない」
という問題が出てきます。
転職エージェントを利用すれば、企業との日程調整などを担当者が仲介してくれます。
現職が忙しい20代・30代ほど、このメリットは大きいでしょう。
メリット⑥ 自分の市場価値を知るきっかけになる
転職活動をしていないと、
「自分の経験って他社で通用するの?」
ということはなかなか分かりません。
同じ会社に長く勤めているほど、自分の市場価値を客観的に見る機会は少なくなります。
エージェントと話したり、実際に求人を見たりすることで、
「この経験ならこんな会社を狙える」
「このスキルが足りない」
といったことが見えてきます。
結果的に転職しなかったとしても、自分のキャリアを考える材料になります。
メリット⑦ 一人で転職活動を抱え込まなくていい
個人的にかなり大きなメリットだと思うのがこれです。
転職活動は孤独になりがちです。
会社の同僚には相談しづらい。
家族にも心配をかけたくない。
友人に相談しても、自分とは業界や仕事内容が違う。
そんな状況で一人で考えていると、
「今の会社で我慢した方がいいのかな」
「転職して失敗したらどうしよう」
と堂々巡りになってしまいます。
転職エージェントは友人ではありませんが、キャリアについて第三者に相談できる場所の一つです。
まだ転職すると決めていなくても構いません。
「転職エージェントは相談だけでもOK?」の記事でも詳しく解説していますが、まず話を聞いて情報収集するという使い方もできます。
転職エージェントを使う5つのデメリット
もちろん、転職エージェントも万能ではありません。
利用する前にデメリットも理解しておきましょう。
デメリット① 担当者との相性がある
最も注意したいのが担当者との相性です。
親身になって話を聞いてくれる担当者もいれば、
「希望と違う求人ばかり紹介される」
「話をちゃんと聞いてくれない」
と感じるケースもあります。
合わない担当者に当たったからといって、
「転職エージェントは全部ダメだ」
と判断する必要はありません。
担当変更をお願いしたり、別のエージェントを利用したりする方法があります。
デメリット② 希望とは違う求人を紹介されることがある
自分の希望条件と完全に一致する求人だけが紹介されるとは限りません。
「営業を希望しているのに別職種を勧められた」
「年収アップしたいのに条件が下がった」
ということもあります。
大切なのは、紹介された求人すべてに応募する必要はないということです。
転職エージェントの意見は参考にしつつ、最終的な判断は自分で行いましょう。
デメリット③ 自分のペースで進めにくいと感じる場合がある
求人を紹介されたり、応募について確認されたりすると、
「早く決めないといけないのかな」
とプレッシャーを感じる人もいます。
しかし、転職は人生に関わる大きな選択です。
焦って決める必要はありません。
「半年くらいかけて考えたい」
「まず情報収集だけしたい」
など、自分の状況を担当者にはっきり伝えておきましょう。
デメリット④ エージェントによって得意分野が違う
すべての転職エージェントが、すべての業界・年代・職種に強いわけではありません。
例えば、
- 20代向け
- 30代・ハイクラス向け
- IT・エンジニア向け
- 営業職向け
- 未経験転職向け
など、それぞれ得意分野があります。
そのため「有名だから」という理由だけで選ぶのではなく、自分の年齢や希望職種に合ったサービスを選ぶことが大切です。
転職エージェントおすすめ比較の記事も参考にしてください。
デメリット⑤ エージェント任せになる危険がある
これは意外と重要です。
求人を探してくれて、企業との連絡もしてくれるため、
「担当者が勧めてくれたから、この会社でいいか」
となってしまうことがあります。
しかし、実際にその会社で働くのは自分です。
エージェントはあくまで転職活動をサポートしてくれる存在。
会社選びそのものを丸投げしてはいけません。
企業研究を行い、
「自分はこの会社で本当に働きたいのか?」
を最後は自分自身で判断しましょう。
転職エージェントを使った方がいい人
特におすすめなのは、次のような人です。
- 初めて転職する
- 働きながら転職活動をしたい
- 自分に向いている仕事が分からない
- 職務経歴書の書き方が分からない
- 面接が苦手
- 自分の市場価値を知りたい
- 転職するかどうか迷っている
一つでも当てはまるなら、一度相談してみる価値はあります。
逆に転職エージェントを使わなくてもいい人
一方で、
- 応募したい会社がすでに決まっている
- 自分のペースだけで活動したい
- 企業との連絡や条件交渉を自分でできる
- 希望する求人を自分で十分に探せている
という人は、転職サイトや企業への直接応募だけでも転職活動を進められるでしょう。
重要なのは、
「エージェントを使うか、使わないか」の二択にしないことです。
転職サイトと転職エージェントを併用する方法もあります。
デメリットを減らすなら複数のサービスを比較する
転職エージェントを利用するなら、最初から一社だけに決める必要はありません。
複数のサービスを比較すると、
「A社ではこの求人を紹介された」
「B社の担当者の方が話しやすい」
「C社は自分の業界に詳しい」
と違いが見えてきます。
その中から、自分に合ったサービスを中心に使えばいいのです。
ただし、登録しすぎると連絡や求人管理が大変になります。
まずは2〜3社程度を比較し、相性の良いサービスに絞っていくと管理しやすいでしょう。
転職エージェントを使う=転職する、ではない
転職エージェントに登録することに抵抗を感じる人の中には、
「登録したら転職しないといけないのでは?」
と思っている人もいるでしょう。
しかし、
転職活動を始めることと、実際に転職することは別です。
求人を見て、
「今の会社って意外と条件がいいんだな」
と気づくかもしれません。
逆に、
「自分の経験なら、もっと条件のいい会社を狙えるかもしれない」
と分かることもあります。
転職するかどうかを判断するためにも、まず外の世界を知ることには意味があります。
まとめ|転職エージェントは「転職を決めるための情報収集」にも使える
転職エージェントには、
- 求人を紹介してもらえる
- 応募書類を添削してもらえる
- 面接対策ができる
- 企業との調整を任せられる
- 自分の市場価値を知るきっかけになる
といったメリットがあります。
一方で、
- 担当者との相性がある
- 希望と違う求人を紹介されることがある
- 自分のペースで進めにくい場合がある
- エージェントによって得意分野が違う
- エージェント任せになる危険がある
というデメリットもあります。
だからこそ、エージェントの言うことをすべて鵜呑みにするのではなく、「自分の転職活動を助けてもらうためのサービス」と考えることが大切です。
転職するか迷っている段階なら、いきなり会社を辞める必要はありません。
まず求人を見てみる。
自分の市場価値を確認してみる。
キャリアについて相談してみる。
それだけでも、今後の選択肢は見えやすくなります。
転職で一番怖いのは、「知らないまま決断すること」です。
今の会社に残るにしても転職するにしても、まず情報を集めたうえで、自分が納得できる選択をしていきましょう。