
転職活動を始めるのが怖い人が最初にやるべき3つのこと|いきなり応募しなくていい
はじめに
「転職したい。」
そう思っているのに、なぜか転職活動を始められない。
求人サイトを開いても、眺めるだけ。
気になる会社を見つけても、
「自分には無理かもしれない」
と思って画面を閉じてしまう。
そんな経験はありませんか?
転職活動を始めるのが怖いのは、決して珍しいことではありません。
特に20代・30代で、
今の会社に大きな不満があるわけではないけれど、
「このままここで働き続けていいのだろうか」
と感じている人ほど、なかなか最初の一歩を踏み出せないものです。
でも、安心してください。
転職活動を始めることと、会社を辞めることはまったく別です。
転職活動を始めたからといって、転職しなければならないわけではありません。
今回は、
「転職したい。でも怖くて動けない」
という人に向けて、最初にやってほしい3つのことを紹介します。
転職活動が怖いのは「いきなり転職しよう」と考えているから
転職活動が怖くなる大きな理由があります。
それは、
最初からゴールまで考えすぎてしまうことです。
「転職活動を始めよう」
と思った瞬間、
・会社を辞める
・上司に退職を伝える
・面接を受ける
・今より給料が下がるかもしれない
・新しい会社で人間関係を作る
・仕事についていけないかもしれない
こんな未来まで一気に想像してしまいます。
これでは怖くなるのも当然です。
でも、本来の転職活動はもっと小さなところから始まります。
求人を見る。
自分の経歴を書き出す。
自分がどんな会社で働きたいのか考える。
最初はそれだけでも十分なのです。
転職活動は、
「会社を辞めるための活動」ではなく、「自分の可能性を調べる活動」
と考えてみてください。
それだけで心理的なハードルはかなり下がります。
最初にやること① 今の会社を辞めたい理由を書き出す
いきなり転職サイトに登録する必要はありません。
まず紙でもスマートフォンのメモでもいいので、
「なぜ転職したいと思っているのか」
を書き出してみてください。
例えば、
・給料が低い
・残業が多い
・上司と合わない
・評価されない
・仕事にやりがいを感じない
・会社の将来が不安
・もっと成長したい
・別の仕事に挑戦してみたい
などです。
ここではきれいな文章を書く必要はありません。
「上司が嫌い」
でもいいです。
「給料をもっと上げたい」
でも構いません。
重要なのは、
自分が何に不満を感じているのかを言葉にすることです。
頭の中だけで考えていると、
「なんとなく会社が嫌だ」
「なんとなく転職したい」
という状態になってしまいます。
しかし言葉にすると、
「自分は仕事そのものが嫌なのではなく、評価制度に不満があるんだ」
「仕事内容は好きだけど、給料に不満があるんだ」
ということが見えてきます。
すると転職先を選ぶ基準も少しずつ明確になっていきます。
転職しない選択肢も考えていい
ここで大切なのは、
「転職すると決めること」
ではありません。
書き出してみた結果、
「部署異動すれば解決するかもしれない」
「上司が変われば続けられそう」
と思うこともあります。
それなら、それも一つの答えです。
反対に、
・何年働いても給料が上がらない
・会社の将来性に不安がある
・成長できる仕事がない
・職場環境そのものに問題がある
という場合には、環境を変えることを本格的に検討してもいいでしょう。
転職するかどうかを決める前に、
「今の会社に残るリスク」
についても一度考えてみてください。
【関連記事】
▶ 転職しないリスクとは?「今の会社に残れば安心」はもう危険な時代
転職するリスクだけでなく、「転職しないリスク」も知っておくと、今後のキャリアをより冷静に考えられるようになります。
最初にやること② 自分の「できること」を10個書き出す
転職を考え始めると、多くの人が自信をなくします。
求人票を見ると、
「経験者歓迎」
「リーダー経験」
「コミュニケーション能力」
「○○の実務経験3年以上」
など、いろいろな条件が書かれています。
すると、
「自分には何もない」
と思ってしまいます。
でも、ここで一度求人票を見るのをやめてください。
代わりに、
今の会社で自分がやってきたこと
を書き出してみましょう。
例えば、
・お客様からの問い合わせ対応
・Excelで資料作成
・後輩への仕事の説明
・クレーム対応
・見積書作成
・営業経験
・製造現場との調整
・毎月の売上管理
・会議資料の作成
・新入社員の教育
こんなことで構いません。
「そんなの誰でもやっている」
と思うかもしれません。
しかし、その「当たり前」が転職市場では経験になります。
自分では自分の経験を過小評価しやすい
同じ会社に長くいると、
自分ができることを「普通」だと思うようになります。
しかし会社が変われば、その経験が評価されることがあります。
例えば、
5年間営業をしてきた人にとって、
顧客との商談は当たり前かもしれません。
でも未経験者からすれば、それは立派な経験です。
後輩を3人指導した経験も、
本人にとってはただ仕事を教えただけかもしれません。
しかし転職市場では、
「新人教育経験」
として評価される可能性があります。
だからまず、
自分の経験を自分で否定しないこと。
転職活動の最初に必要なのは、
「自分には何ができるのか」
を把握することなのです。
もし今、
「自分には何もできない」
「転職しても通用しない」
と思っているなら、こちらの記事も読んでみてください。
【関連記事】
▶ 「自分は無能だ」と思ってしまう人へ|あなたがダメなのではなく苦しみすぎているだけかもしれない
自信を失っている状態では、自分の経験や能力を実際より低く評価してしまうことがあります。まずは現在地を冷静に整理するところから始めましょう。
最初にやること③ 「応募しない前提」で求人を見る
ここが一番おすすめです。
転職活動を始めるのが怖いなら、
最初から応募しなくていいのです。
求人を見るだけにしてください。
例えば、
「営業 年収400万円」
「製造業 土日休み」
「未経験 IT」
「埼玉 転勤なし」
など、自分が少しでも興味のある条件で求人を検索してみます。
そして、
「へえ、こんな会社があるんだ」
くらいの感覚で眺めてみてください。
応募する必要はありません。
履歴書を書く必要もありません。
会社に退職を伝える必要もありません。
ただ見るだけです。
求人を見ると「外の世界」が分かる
同じ会社に何年もいると、
その会社の常識が世の中の常識だと思ってしまいます。
例えば、
「残業月40時間くらい普通だろう」
と思っていた人が求人を見ると、
「残業月10時間以下」
という会社を見つけるかもしれません。
「自分の給料は普通だろう」
と思っていた人が、
同じ仕事内容で年収100万円高い求人を見つけることもあります。
逆に、
「今の会社は給料が安い」
と思っていたけれど、
調べてみると意外と待遇が良かった、
ということもあります。
どちらでもいいのです。
大切なのは、
自分の会社だけを基準に人生を考えないこと。
転職活動をすると、
「今の会社」と「外の会社」
を比較できるようになります。
その結果、
「やっぱり今の会社で頑張ろう」
と思ったなら、それも立派な転職活動の成果です。
転職活動を始めても会社を辞める必要はない
ここはぜひ覚えておいてください。
転職活動=転職ではありません。
求人を見る。
↓
気になる会社を見つける。
↓
自分の経歴を整理する。
↓
応募してみる。
↓
面接を受ける。
↓
内定をもらう。
↓
条件を比較する。
↓
転職するか決める。
本来はこれだけの段階があります。
途中で、
「やっぱり違うな」
と思ったらやめてもいいのです。
だから、
「転職する勇気」
をいきなり持つ必要はありません。
必要なのは、
求人を一つ見てみる勇気
くらいです。
「怖いから動けない」が一番もったいない
転職するかどうかは、その後に決めればいいのです。
しかし、
「怖いから何も調べない」
状態が何年も続くと、
選択肢そのものが減ってしまう可能性があります。
20代だった。
↓
気づいたら30代になった。
↓
もう少し経験を積んでからと思った。
↓
気づいたら35歳になった。
時間は思っている以上に早く過ぎていきます。
だから、
「絶対に転職する」
と決意する必要はありません。
ただ、
自分にはどんな選択肢があるのか
だけは知っておきましょう。
今の会社がつらく、朝になると会社へ行くこと自体が怖くなっている人は、転職する・しない以前に、今の働き方を見直す必要があるかもしれません。
【関連記事】
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「ただ転職したい」のか、それとも「今の環境から離れたい」のか。自分の気持ちを整理することも大切です。
転職活動の最初の1週間はこれだけでいい
「結局、今日から何をすればいいの?」
という人は、難しく考えなくて大丈夫です。
最初の1週間は、
1日目:転職したい理由を書く
2日目:今の仕事でやってきたことを書く
3日目:自分の希望条件を3つ決める
4日目:求人を10件見る
5日目:気になる求人を3件保存する
これだけでも十分です。
履歴書を書かなくてもいい。
応募しなくてもいい。
退職を決めなくてもいい。
まず、
「転職について考えている状態」から「転職について調べている状態」
に進む。
これが最初の一歩です。
まとめ|人生を変えるのは「大きな決断」ではなく小さな行動
転職活動を始めるのが怖い人が最初にやるべきことは、たった3つです。
① 今の会社を辞めたい理由を書き出す
② 自分のできることを10個書き出す
③ 応募しない前提で求人を見る
これだけです。
会社を辞める必要はありません。
転職すると決める必要もありません。
まずは、
「自分にはどんな選択肢があるのだろう?」
と調べてみる。
転職活動とは、
今の会社から逃げるためだけのものではありません。
自分の人生にどんな選択肢があるのかを確認するための活動でもあります。
転職した結果、人生が変わる人もいます。
転職活動をした結果、
「今の会社も悪くないな」
と気づく人もいます。
どちらでもいいのです。
一番避けたいのは、
「怖い」という理由だけで、自分の可能性を知らないまま時間が過ぎてしまうこと。
今日、求人を一つ見る。
今日、自分のできることを一つ書く。
そんな小さな行動からで構いません。
あなたの転職活動は、
会社を辞めた瞬間から始まるのではありません。
「自分のこれからを考えてみよう」と思った瞬間から、もう始まっています。