
※本記事にはPR・広告が含まれる場合があります。
「もう会社を辞めたい。でも、次の仕事が決まっていない」
「転職先が見つかるまで我慢した方がいいのかな」
「このまま辞めたら、生活できなくなるかもしれない」
そんな不安を抱えながら、毎朝会社へ向かっていませんか?
仕事がつらいときは、今すぐ辞めてしまいたくなるものです。
一方で、次の仕事が決まらないまま退職することには、収入や転職活動の面でリスクがあります。
だからといって、どんな状況でも我慢して働き続けることが正解とは限りません。
大切なのは「辞めるか、我慢するか」の二択ではなく、辞めても困らないための準備を始めることです。
この記事では、仕事を辞めたいけれど次が決まっていない20代・30代に向けて、退職前にやっておきたい7つのことを具体的に解説します。
この記事を読み終える頃には、今の自分が何から始めればよいのか整理できるはずです。
結論|次が決まっていないなら、まず退職ではなく準備から始めよう
最初に結論をお伝えします。
心身の健康や安全に深刻な問題がなく、働き続けられる状況なら、在職中に転職活動を始め、次の仕事が決まってから退職する方法が一般的にはリスクを抑えやすい選択です。
理由は大きく3つあります。
- 毎月の収入を維持しながら転職先を探せる
- 希望に合わない会社へ焦って入社するリスクを減らせる
- 今の会社に残る選択肢も確保できる
ただし、長時間労働やハラスメント、心身の不調などで働き続けることが難しい場合は別です。
そのような場合は、休職や有給休暇、専門機関への相談、退職なども含めて考える必要があります。
退職するかどうか自体を迷っている人は、先に仕事を辞めたいけど転職するほどではない?判断する7つの基準を読んでみてください。
仕事を辞めたいけど次が決まっていない人が抱える3つの不安
1. 転職先が見つからなかったらどうしよう
次が決まっていない状態で退職すると、いつ再就職できるか分かりません。
1か月で決まる人もいれば、希望条件によっては長期間かかる人もいます。
特に年収や勤務地、職種などの条件を厳しく設定すると、応募できる求人が少なくなることがあります。
だからこそ、退職前に求人を確認し、自分の経験で応募できそうな会社がどれくらいあるか調べることが大切です。
2. 貯金が減って生活できなくなるのが怖い
退職後は給与収入がなくなる一方、家賃や食費、通信費などの支払いは続きます。
さらに、健康保険や年金、住民税などの負担も考えなければなりません。
転職活動が長引くと、経済的な不安から希望に合わない会社を選んでしまう可能性もあります。
3. 今の会社に残るのもつらい
「辞めるのは怖い。でも、このまま働くのも限界」
そんな状態にある人もいるでしょう。
特に人間関係や過重労働で悩んでいる場合、転職活動を始める余裕すらないかもしれません。
ここで重要なのは、すべてを一人で解決しようとしないことです。
必要に応じて、医療機関、社内外の相談窓口、労働相談機関などの力を借りてください。
仕事を辞めたいけど次が決まっていない人が退職前にやるべき7つのこと
1. 仕事を辞めたい理由を具体的に書き出す
最初にやってほしいのは、辞めたい理由を紙やスマートフォンに書き出すことです。
例えば、次のようなものです。
- 上司との人間関係が悪い
- 残業が多く、プライベートの時間がない
- 給料が仕事内容に見合っていない
- 仕事にやりがいを感じられない
- 将来のキャリアが見えない
ここで重要なのは、今の会社を辞めれば解決する問題なのか、それとも働き方や考え方を変えることで改善できる問題なのかを分けることです。
例えば、今の部署の人間関係だけが問題なら、異動によって改善する可能性があります。
一方で、会社全体の労働環境や給与制度に不満があるなら、転職を検討する理由になるでしょう。
「何となく辞めたい」という状態から、「何を変えるために辞めたいのか」が分かる状態にすることが最初の一歩です。
2. 退職後の生活費を計算する
次に、退職して収入がなくなった場合の生活費を計算しましょう。
例えば、毎月の支出が次のような場合です。
| 支出項目 | 月額 |
|---|---|
| 家賃 | 70,000円 |
| 食費 | 40,000円 |
| 水道光熱費 | 15,000円 |
| 通信費 | 10,000円 |
| その他生活費 | 35,000円 |
| 合計 | 170,000円 |
この場合、生活費だけで毎月17万円必要です。
仮に3か月間収入がなければ51万円、6か月間なら102万円になります。
ただし、これは生活費だけの計算です。
実際には健康保険料、国民年金保険料、住民税、転職活動の交通費なども考慮する必要があります。
また、退職後に雇用保険の基本手当を受給できる場合もありますが、退職した人全員が受け取れるわけではありません。
受給要件や給付開始時期を事前に確認しておきましょう。
退職前に「無収入でも何か月生活できるか」を把握しておくだけで、判断の材料が増えます。
3. 今の経験で応募できる求人を調べる
転職が不安な人ほど、求人を見ずに悩み続けてしまうことがあります。
「自分には大したスキルがない」
「ほかの会社で通用する気がしない」
そう思っていても、実際に求人を調べてみなければ分かりません。
例えば、営業職なら顧客対応、見積作成、納期調整、社内外との折衝などの経験が評価される可能性があります。
製造業で働いている人なら、品質管理、工程管理、安全管理、業務改善などの経験も強みになるでしょう。
大切なのは、資格や肩書だけで自分の可能性を判断しないことです。
まずは求人サイトで、現在の経験に近い職種を10件ほど確認してみてください。
応募条件を比較すると、自分に足りないものと、すでに持っている経験が見えてきます。
求人票を読むときは、求人票の見方がわからない20代・30代へ|転職で失敗しない7つのチェックポイントも参考にしてください。
4. 自分の経験と強みを整理する
求人を確認したら、自分の経験を整理しましょう。
ここで注意したいのは、「特別な実績がないから書くことがない」と考えないことです。
例えば、営業職なら次のような経験もアピール材料になります。
- お客様からの問い合わせに対応した
- 納期遅延を防ぐために社内調整をした
- 見積書を作成した
- クレーム対応に関わった
- 業務の進め方を改善した
大きな売上を達成していなくても、日常業務で工夫したことや、周囲から任されていたことには価値があります。
おすすめは、次の3つをセットで書き出す方法です。
①どんな課題があったか
②自分は何をしたか
③その結果どうなったか
数字で表せる成果があれば記載し、難しい場合は業務への貢献を具体的に説明しましょう。
詳しくは転職でアピールできる実績がない人へ|日常業務から強みを見つける7つの方法で解説しています。
5. 転職先に求める条件の優先順位を決める
転職活動を始める前に、次の会社で何を実現したいか整理しましょう。
例えば、
「年収は絶対に下げたくない」
「残業が少ない会社がいい」
「通勤時間を短くしたい」
「人間関係の良い職場で働きたい」
といった希望があるでしょう。
ただし、すべての条件を満たす会社が見つかるとは限りません。
そこでおすすめなのが、希望条件を3段階に分ける方法です。
| 優先順位 | 内容 | 例 |
|---|---|---|
| 必須条件 | 絶対に譲れない | 年収400万円以上 |
| 希望条件 | できれば満たしたい | 年間休日120日以上 |
| 妥協できる条件 | 状況によって調整できる | 通勤時間45分以内 |
条件の優先順位が決まっていれば、求人を比較するときに迷いにくくなります。
特に、今の会社で何が不満なのかを踏まえて考えることが重要です。
詳しい考え方は転職で自分に合う会社がわからない20代30代へ|会社選びの軸を作る7つの質問を参考にしてください。
6. 在職中に転職活動を始める
ここまで準備ができたら、実際に転職活動を始めましょう。
最初から何十社にも応募する必要はありません。
例えば、次のような進め方で十分です。
1週目: 求人を10件調べる
2週目: 職務経歴書の下書きを作る
3週目: 気になる企業を3社選ぶ
4週目: 応募または転職エージェントへの相談を始める
仕事をしながら活動する場合は、平日に15〜30分、休日に1〜2時間など、無理のない時間を確保しましょう。
ただし、疲労が強いときは休息を優先してください。
転職活動は短距離走ではありません。
続けられるペースを作ることが大切です。
転職活動全体の流れは転職活動は何から始める?内定までの流れを7ステップでわかりやすく解説で確認できます。
7. 転職エージェントに相談して選択肢を確認する
最後におすすめしたいのが、転職エージェントへの相談です。
自分一人で求人を探すだけでは、現在の経験が転職市場でどのように評価されるか判断しにくいことがあります。
転職エージェントでは、求人紹介に加えて、職務経歴書の添削や面接対策などの支援を受けられる場合があります。
まだ転職するか決めていないなら、そのことを正直に伝えましょう。
例えば、
「現在の会社を辞めたいと考えていますが、次の仕事は決まっていません。まずは今の経験で応募できる求人と、転職市場の状況を知りたいです」
と伝えれば十分です。
ただし、紹介できる求人がない場合や、転職時期によって支援が限られる場合もあります。
無理に登録数を増やす必要はありません。
自分に合う相談先を選びましょう。
転職への不安が強い人は、転職が怖い人におすすめの転職エージェント3選|不安で動けない人こそ相談から始めようも参考にしてください。
次が決まっていなくても退職を優先した方がよい場合
ここまで、退職前の準備について説明してきました。
しかし、すべての人に「次が決まるまで働き続けよう」と伝えたいわけではありません。
例えば、次のような状況です。
- ハラスメントを受けている
- 長時間労働が続き、十分な睡眠が取れない
- 仕事が原因と思われる強い心身の不調がある
- 安全が確保されていない環境で働いている
- 出勤すること自体が難しくなっている
こうした場合は、転職活動よりも健康や安全を優先する必要があります。
有給休暇、休職制度、社内外の相談窓口など、利用できる選択肢を確認してください。
医療機関への相談が必要な場合もあります。
仕事を続けることが、自分の健康を損なうほどの負担になっているなら、無理に働き続ける必要はありません。
次が決まる前に退職する場合の注意点
どうしても退職を先にする場合は、最低限、次の点を確認しておきましょう。
失業給付をすぐにもらえるとは限らない
雇用保険の基本手当には受給要件があります。
原則として、離職前2年間に被保険者期間が12か月以上必要ですが、離職理由によって例外があります。
また、2025年4月1日以降の正当な理由のない自己都合退職では、7日間の待期期間に加え、原則1か月の給付制限があります。
一定の教育訓練を受講した場合など、例外もあります。
詳しくは厚生労働省の基本手当に関するQ&Aを確認してください。
退職後の健康保険・年金・税金を確認する
退職後は、健康保険の任意継続や国民健康保険、家族の扶養に入る方法などを比較する必要があります。
年金の切り替えが必要になる場合もあります。
住民税についても、前年の所得に応じた負担が続く可能性があります。
退職前に必要な手続きと費用を調べておきましょう。
退職の申し出と引き継ぎを確認する
期間の定めのない雇用契約では、民法上、原則として退職の申し出から2週間経過すると退職できる仕組みがあります。
ただし、契約内容や就業規則、給与形態などによって確認すべき点があるため、事前に調べておきましょう。
また、退職後のトラブルを避けるためにも、貸与品の返却や必要な引き継ぎを整理しておくことが大切です。
仕事を辞めたいけど次が決まっていない人によくある質問
Q. 転職先が決まるまで絶対に退職しない方がいいですか?
絶対ではありません。
経済的な余裕があり、退職後に集中して転職活動をする方法もあります。
一方、健康や安全に問題がなく働き続けられるなら、在職中の転職活動は収入面で有利です。
自分の状況に応じて判断しましょう。
Q. 貯金はいくらあれば退職できますか?
一律の金額はありません。
毎月の生活費、家族構成、転職活動の見込み期間、退職後の税金や保険料によって必要額は変わります。
例えば、生活費が月20万円なら6か月分で120万円ですが、それ以外の支出も見込んで計算する必要があります。
Q. 次が決まっていない状態で辞めると転職で不利になりますか?
必ず不利になるわけではありません。
ただし、離職期間が長くなった場合、面接でその間の活動について質問されることがあります。
退職理由や転職活動の経緯を整理しておくことが大切です。
Q. 仕事が忙しくて転職活動する時間がありません。
まずは求人を数件確認するところから始めてみましょう。
転職エージェントの利用や、オンライン面談を活用する方法もあります。
ただし、過重労働で心身に負担がかかっている場合は、転職活動を増やす前に休息や相談を優先してください。
Q. 内定が出てから退職を伝えても大丈夫ですか?
一般的には、内定条件や入社予定日を確認してから退職を申し出る方法があります。
ただし、引き継ぎ期間や雇用契約の条件を考慮する必要があります。
詳しくは転職先が決まったらいつ会社を辞める?退職を伝えるタイミングと流れを参考にしてください。
まとめ|次が決まっていなくても、今日からできることはある
仕事を辞めたいけれど、次の仕事が決まっていない。
そんなときは、辞めるか我慢するかだけで考えないことが大切です。
今回紹介した7つの準備を振り返りましょう。
- 辞めたい理由を書き出す
- 退職後の生活費を計算する
- 応募できる求人を調べる
- 自分の経験と強みを整理する
- 転職先の希望条件を決める
- 在職中に転職活動を始める
- 転職エージェントに相談する
全部を一度に進める必要はありません。
まずは、今の会社を辞めたい理由を3つ書き出してみてください。
次に、求人を5件だけ見てみましょう。
それだけでも、昨日まで見えていなかった選択肢が見つかるかもしれません。
大切なのは、勢いだけで退職することでも、限界まで我慢することでもありません。自分が納得して次の仕事を選べる状態を作ることです。
転職活動を一人で進めることが不安なら、仕事を辞めたい人におすすめの転職サービス5選|つらい会社から抜け出すための第一歩も参考にしてください。
今すぐ退職を決めなくても、未来のためにできることはあります。
その最初の一歩を、今日から始めてみませんか。