
転職エージェントとの面談では何を話す?聞かれること・準備することを徹底解説
はじめに
「転職エージェントに登録したけど、面談では何を話すんだろう?」
「転職理由をうまく説明できる自信がない……」
「何か準備しておいた方がいい?」
初めて転職エージェントを利用すると、面談を前にこんな不安を感じる人も多いのではないでしょうか。
でも、必要以上に緊張する必要はありません。
転職エージェントとの面談は、企業の採用面接とは違います。
あなたを合格・不合格にするための場ではなく、
「これまでどんな仕事をしてきたのか」
「なぜ転職を考えているのか」
「これからどんな働き方をしたいのか」
をキャリアアドバイザーと一緒に整理する時間です。
この記事では、
- 転職エージェントとの面談で話すこと
- よく聞かれる質問
- 面談前に準備しておきたいこと
- 本音で話していいこと
- 面談を有効活用するポイント
について、転職に悩んでいる20代・30代に向けて分かりやすく解説します。
そもそも転職エージェントとの面談は何のため?
転職エージェントとの面談の大きな目的は、
「あなたのことを知ってもらうこと」
です。
転職エージェントは登録情報だけを見て求人を紹介するわけではありません。
これまでの経験やスキル、転職理由、希望条件などをヒアリングし、その情報をもとに求人を紹介してくれます。
そのため、
「自分を良く見せなければ」
と考えすぎる必要はありません。
むしろ、
「今の会社を辞めたいけど、次に何をしたいか分からない」
「年収を上げたい」
「人間関係に疲れてしまった」
「今の仕事をこのまま続けていいのか不安」
といった本音も、転職の方向性を考える大切な材料になります。
まだ転職するか決めていない人は、こちらの記事も参考にしてください。
転職を決断していない段階でも、キャリアを整理する目的で相談することはできます。
転職エージェントとの面談では何を話す?
エージェントによって多少違いますが、初回面談では主に次のような内容について話します。
①これまでの職歴
まず確認されるのが、これまでどんな仕事をしてきたのかです。
例えば、
「どんな会社で働いてきたか」
「どんな仕事を担当していたか」
「何年間経験しているか」
「どんな成果を出したか」
「どんなスキルを身につけたか」
などです。
ここで大切なのは、華々しい実績を用意することではありません。
例えば営業なら、
「既存顧客を20社担当していた」
「新規営業も担当していた」
「見積作成から受注後のフォローまで担当していた」
といった具体的な仕事内容でも十分です。
キャリアアドバイザーとの会話を通して、自分では当たり前だと思っていた経験が「転職市場では強みになる」と分かることもあります。
②なぜ転職したいのか
かなり高い確率で聞かれるのが、
「なぜ転職を考えているんですか?」
という質問です。
例えば、
「給料を上げたい」
「残業を減らしたい」
「会社の将来性が不安」
「人間関係がつらい」
「もっと成長できる仕事がしたい」
など、人によって理由は違います。
企業との採用面接では伝え方を考える必要がありますが、転職エージェントとの面談では、ある程度本音で話して構いません。
むしろ本当の転職理由を伝えないと、自分に合わない会社を紹介されてしまう可能性があります。
③どんな仕事をしたいのか
次に、
「次はどんな仕事をしたいですか?」
と聞かれることがあります。
ここで、
「まだ分かりません」
という人もいるでしょう。
それでも問題ありません。
例えば、
「営業経験を活かしたい」
「IT業界に興味がある」
「人と関わる仕事がしたい」
「今より専門性を身につけたい」
くらいでも構いません。
キャリアアドバイザーと話しながら方向性を整理していけばいいのです。
④希望する年収
年収についても聞かれることがあります。
ここでは、
現在の年収
希望年収
最低限ほしい年収
の3つを考えておくと便利です。
例えば、
現在:400万円
希望:450万円
最低ライン:400万円
というイメージです。
希望年収だけでなく、
「年収400万円以上なら仕事内容を優先したい」
など、自分の考えも伝えておきましょう。
⑤勤務地・休日・働き方
仕事内容だけでなく、
- 勤務地
- 転勤の可否
- 年間休日
- 土日休み
- 残業時間
- リモートワーク
- 出社頻度
などの希望について聞かれることもあります。
ここで重要なのが、
「絶対に譲れない条件」と「できれば欲しい条件」を分けること。
条件をすべて必須にしてしまうと、紹介できる求人が極端に少なくなることがあります。
面談前に準備しておきたい5つのこと
では、面談までに何を準備すればいいのでしょうか。
完璧に準備する必要はありません。
最低限、次の5つを整理しておけば十分です。
①これまでの職歴
会社名、在籍期間、仕事内容などを簡単に整理しておきましょう。
履歴書や職務経歴書を作っているなら、それを提出しておくと面談がスムーズになります。
まだ職務経歴書を作っていなければ、箇条書きでも構いません。
②転職したい理由
「なぜ今の会社を辞めたいのか?」
を一度自分なりに考えてみましょう。
きれいな転職理由を作る必要はありません。
むしろ、
「今の会社で何が不満なのか」
を整理すると、
「次の会社では何を大切にしたいのか」
が見えてきます。
③希望条件
例えば、
「年収400万円以上」
「自宅から1時間以内」
「土日休み」
「営業経験を活かしたい」
などです。
そして、
絶対に譲れない条件を2~3個程度決めておく
と求人を選びやすくなります。
④転職したい時期
転職時期についても考えておきましょう。
例えば、
「3カ月以内」
「半年以内」
「いい会社があれば」
「まだ転職するか決めていない」
でも構いません。
無理に「すぐ転職したい」と言う必要はありません。
自分の状況を正直に伝えましょう。
⑤エージェントに聞きたいこと
これは意外と重要です。
面談はエージェントから質問されるだけの時間ではありません。
こちらからも質問しましょう。
例えば、
「私の経験だと年収はいくらくらい狙えますか?」
「今の経験を活かせる業界はありますか?」
「未経験でも挑戦できる仕事はありますか?」
「私の職務経歴書で改善した方がいいところはありますか?」
「転職市場で私の強みは何だと思いますか?」
などです。
特におすすめなのが、
「私の経歴を見て、どんな企業なら評価されそうですか?」
という質問。
転職のプロから自分の市場価値について客観的な意見をもらえるからです。
転職エージェントにはどこまで本音を話していい?
基本的には、本音で話して大丈夫です。
例えば、
「上司と合わない」
「給料が安い」
「仕事がつまらない」
「残業が多すぎる」
「会社に将来性を感じない」
といった理由でも構いません。
ただし、単なる愚痴で終わらせないことが大切です。
例えば、
「残業が多いから辞めたい」
だけではなく、
「現在月40時間程度の残業があり、今後はもう少し仕事と生活のバランスを取りたい」
と伝えれば、
「残業時間の少ない会社」
という転職条件につながります。
不満 → 次の会社に求めるもの
に変換して考えるのがポイントです。
転職エージェントとの面談でやってはいけないこと
一番避けたいのは、
自分を良く見せるために経歴や実績を盛ることです。
転職エージェントは、あなたから聞いた情報をもとに求人を探します。
間違った情報を伝えれば、ミスマッチにつながります。
また、
「どこでもいいです」
「年収が高ければ何でもいいです」
と完全に丸投げしてしまうのもおすすめできません。
分からないなら、
「まだ希望職種は決まっていません。ただ、○○には興味があります」
と伝えれば十分です。
面談後に必ず確認したいこと
面談が終わったら、そのまま求人紹介を待つだけにしないことをおすすめします。
面談を振り返って、
①自分の強み
②転職理由
③希望条件
④転職の軸
⑤今後やること
を簡単にメモしておきましょう。
そして求人が紹介されたら、
「なぜこの求人を自分に紹介したのか?」
という視点で確認してみてください。
自分の希望とズレている求人ばかりなら、
「もう少し○○を重視した求人を紹介してほしい」
と伝えて構いません。
転職エージェントは、ただ求人を紹介してもらうサービスではありません。
自分のキャリアを整理するための相談相手として使うことが大切です。
まとめ|面談は「自分のキャリアを整理する時間」
転職エージェントとの面談を、
「ちゃんと答えなければいけない面接」
のように考える必要はありません。
むしろ、
「自分はこれからどう働きたいんだろう?」
をプロと一緒に考える時間です。
面談前には最低限、
- これまで何をしてきたか
- なぜ転職したいのか
- 次の会社に何を求めるのか
- いつ頃転職したいのか
- エージェントに何を聞きたいのか
を整理しておきましょう。
そして、分からないことは、
「まだ分かりません」
と伝えて大丈夫です。
転職活動は、最初から答えを持っている人ばかりではありません。
話していくうちに、
「自分はこれを大切にしたかったんだ」
と気づくこともあります。
まずは一度相談して、自分の現在地を知る。
そこから転職活動を始めても遅くありません。
転職エージェントをこれから利用する人は、こちらの記事も参考にしてください。
面談をゴールではなく、納得できる転職をするための「最初の作戦会議」と考えて活用してみてください。