実体験と理想

仕事ができないと悩む20代30代へ|転職する前に知ってほしい「基本を続ける人」が最後に伸びる理由

仕事ができないと悩む20代30代へ|転職する前に知ってほしい「基本を続ける人」が最後に伸びる理由

「自分は仕事ができないのかもしれない」

「周りの人はどんどん成長しているのに、自分だけ成長していない気がする」

「こんな自分が転職しても、次の会社で通用しないのではないか」

20代・30代で仕事や転職に悩んでいると、こんなことを考えてしまうことがあります。

私自身、仕事をしている中で、

「もっと知識があれば」

「もっと仕事ができれば」

「もっと早く気づければ」

と思うことが何度もあります。

そして、そんな状態が続くと、

「今の会社が合っていないのではないか」

「転職したほうがいいのではないか」

と考えるようになります。

でも最近、仕事の会議に参加していて、非常に印象に残った話がありました。

それは、

仕事ができる人とは、最初から何でもできる人ではない。基本を繰り返し、失敗から学び続けられる人なのではないか。

ということです。

今回は、実際の仕事の中で感じたことをもとに、

「自分は仕事ができない」

「転職しても通用する自信がない」

と悩んでいる20代・30代に伝えたいことを書いていきます。


仕事ができる人を見ると「才能が違う」と思ってしまう

仕事ができる人を見ると、

「あの人は頭がいいから」

「経験が違うから」

「自分とは能力が違うから」

と思ってしまうことがあります。

スポーツでも同じです。

大谷翔平選手のような世界トップクラスの選手を見ると、

「才能が違う」

という一言で片づけたくなります。

しかし、ある会議でメジャーリーグで活躍する日本人選手の話になったとき、興味深い話が出ました。

注目されているのは試合での華やかなプレーだけではありません。

試合が始まる何時間も前から準備し、基本的なトレーニングを何度も繰り返している。

調子が良いときも悪いときも、基本をおろそかにしない。

そんな姿勢そのものが評価されている、という話でした。

これは仕事でも同じなのではないでしょうか。


20代30代ほど「すごいスキル」を求めすぎてしまう

転職について調べていると、

「市場価値を高めよう」

「専門スキルを身につけよう」

「資格を取得しよう」

「AIを使える人材になろう」

そんな言葉をたくさん目にします。

もちろん、どれも大切です。

しかし、その情報を見れば見るほど、

「自分には何もない」

と思ってしまう人もいるのではないでしょうか。

でも、本当に企業が求めているのは、特別な能力を持った人だけでしょうか。

私はそうではないと思っています。

挨拶する。

約束を守る。

分からないことを質問する。

教えてもらったことをメモする。

失敗したら原因を考える。

同じ失敗をしないように改善する。

必要な知識を勉強する。

毎日少しずつ続ける。

一つひとつを見ると、驚くようなことではありません。

しかし、

この「当たり前」を何年も続けられる人は意外と少ない。

だからこそ、基本を続けられること自体が大きな強みになるのだと思います。

もし「自分には特別な能力がないから転職できない」と感じているなら、まずは転職したいけど自信がない人へ|20代30代が不安なときにやるべき5つのことも読んでみてください。

特別な何かを身につけてから動く必要はありません。


「失敗する人」と「成長する人」の違いは失敗した後にある

今回の会議でもう一つ印象に残ったのが、工場設備の故障についての話でした。

設備が故障した。

壊れた部品を交換した。

設備が再び動くようになった。

普通なら、

「直ってよかった」

で終わりそうです。

しかし、会議ではそこから先の話になりました。

なぜ壊れたのか。

壊れる前に異音はなかったのか。

振動はなかったのか。

温度は変化していなかったのか。

電流値に変化はなかったのか。

同じ設備は他にもないのか。

次に壊れる前に発見する方法はないのか。

そして非常に印象に残ったのが、

「部品を交換しただけでは対策ではなく、処置にすぎない」

という考え方でした。

これは仕事の失敗にもそのまま当てはまります。


ミスをなくすことより「ミスから何を学んだか」が重要

例えば、仕事でミスをしたとします。

上司に怒られた。

落ち込んだ。

謝った。

次から気をつけようと思った。

これで終わってしまえば、「処置」です。

本当の成長は、その先にあります。

なぜ間違えたのか。

知識不足だったのか。

確認不足だったのか。

思い込みだったのか。

時間が足りなかったのか。

そもそも仕事の進め方に問題があったのか。

そして、

「次はどうすれば同じ失敗を防げるのか」

まで考える。

ここまでやって初めて、失敗が経験に変わります。

つまり、

失敗→落ち込む

ではなく、

失敗→原因を考える→改善する→もう一度やる→成長する

という流れです。

仕事ができる人は失敗しない人ではありません。

失敗を経験値に変えるのが上手な人なのです。


「仕事ができないから転職が怖い」と思っている人へ

ここは今回、最も伝えたいところです。

今の会社でミスが多い。

上司から注意される。

仕事を覚えるのが遅い。

周囲より成果が出ない。

そんな状態だと、

「今の会社でもダメなのに、転職なんてしたらもっとダメになる」

と思ってしまいます。

私もその気持ちはよく分かります。

でも、

現在の自分=将来の自分

ではありません。

仕事は勉強と同じで、経験によって変わります。

知らなかったことを知る。

できなかったことができるようになる。

失敗したことを改善する。

それを繰り返していく。

だから、「今できない」という事実だけで自分の将来まで決める必要はありません。

この不安については、仕事ができないから転職が怖い人へ|転職しても大丈夫?20代30代に伝えたいことでも詳しく書いています。


成長できる会社には「失敗から学ぶ文化」がある

そして転職を考えるうえでは、もう一つ大切な視点があります。

それは、

「どんな会社なら自分が成長できるのか」

です。

給料。

年間休日。

福利厚生。

勤務地。

仕事内容。

転職するときには、どうしてもこうした条件に目が向きます。

もちろん重要です。

でも20代・30代なら、

「その会社で何を学べるのか」

という視点も持ってほしいと思います。

失敗すると怒られるだけの会社。

失敗の原因を一緒に考えてくれる会社。

分からないことを聞きづらい会社。

先輩が知識を教えてくれる会社。

仕事をただこなす会社。

仕事を通じて社員を育てようとする会社。

同じ3年間働いても、得られるものは大きく変わります。

転職先を探すときは、

「どこなら楽に働けるか」だけではなく、「どこなら3年後の自分が成長しているか」

という視点を持ってみてください。


一緒に成長できる人がいるかも大切

今回の会議では、人材育成についても印象的な話がありました。

過去に一緒に仕事をした後輩たちが成長し、やがて自分以上の存在になっていった。

そして組織で仕事をする以上、一人ですべてをやることはできない。

だからこそ、

「一緒に考え、一緒に悩み、一緒に行動してくれる人」

を持つことが重要だという話です。

仕事は一人でするものではありません。

20代・30代のうちは特に、

「誰と働くか」

が成長に大きく影響します。

分からないことを教えてくれる先輩。

本気で注意してくれる上司。

相談できる同僚。

挑戦している友人。

こうした人との出会いによって、仕事に対する考え方は大きく変わります。

逆に、

「どうせ無理だよ」

「頑張っても意味ないよ」

「適当にやればいいよ」

という言葉ばかりの環境に何年もいると、それが自分の常識になってしまいます。

だから転職とは、

会社を変えるだけではなく、自分を取り巻く環境を変えることでもある

のです。


転職する前に「自分は何を学んだか」を書き出してみよう

もし今、

「自分にはスキルがない」

と思っているなら、一度これまでの仕事を書き出してみてください。

資格や華々しい実績でなくて構いません。

例えば、

・お客様へのメールが書けるようになった
・Excelを使えるようになった
・電話対応ができるようになった
・後輩に仕事を教えた
・クレーム対応を経験した
・ミスを防ぐチェック表を作った
・会議で発言できるようになった
・業界の専門知識を覚えた
・取引先と交渉した
・仕事の段取りを考えられるようになった

こうして見ると、

「何も身についていない」

と思っていた数年間にも、意外なほど多くの経験があるはずです。

自分では当たり前になっているだけです。

転職活動では、この「当たり前」を言語化することが重要になります。


20代30代なら、まだ完成していなくていい

20代・30代で、

「自分には何の専門性もない」

と焦る必要はありません。

むしろ、まだ成長途中です。

重要なのは、

完成していることではなく、成長を止めないこと。

分からなければ勉強する。

失敗したら原因を考える。

できなければ練習する。

教えてもらったら実践する。

そしてまた失敗したら改善する。

この繰り返しです。

毎日の小さな積み重ねについては、人生を変えるのは才能ではなく習慣だった|一流の人ほどルーティンを大切にする理由でも紹介しています。

一日では大きな差はありません。

でも1年、3年、5年と続ければ、その差は大きくなります。


転職は「逃げ」ではなく成長する環境を選び直すことでもある

私は、何でもかんでも転職すればいいとは思いません。

今いる会社で学べることがあるなら、そこで経験を積むという選択肢もあります。

一方で、

何年働いても新しい仕事を経験できない。

誰も仕事を教えてくれない。

挑戦させてもらえない。

失敗すると責められるだけ。

尊敬できる人や目標にしたい人がいない。

そんな環境なら、転職を考える意味はあります。

大切なのは、

「今の会社が嫌だから辞める」

だけで終わらせないことです。

次の会社で何を身につけたいのか。

ここまで考えることで、転職の意味が変わります。


3年後、どんな自分になっていたいですか?

転職を考えるとき、

「どの会社に転職するか」

ばかり考えてしまいます。

でも、本当に大切なのは、

「その会社で自分がどう成長するか」

なのではないでしょうか。

3年後。

仕事について質問されたとき、自分の言葉で説明できる。

後輩から頼られる。

失敗しても原因を考えられる。

問題が起きる前に気づける。

新しい仕事にも挑戦できる。

そんな自分になっていたら、今とは仕事の見え方が大きく変わっているはずです。

会社はあなたの人生すべてではありません。

しかし毎日8時間近くを過ごす場所だからこそ、環境の影響は非常に大きいものです。


まとめ|才能よりも「基本を続けられる人」が最後に強い

今回、仕事の会議を通して改めて感じたことがあります。

それは、

成長する人は、特別なことばかりしているわけではない

ということです。

基本を繰り返す。

失敗から学ぶ。

原因を考える。

分からないことを勉強する。

周囲の人と一緒に考える。

そして、また挑戦する。

その積み重ねが、数年後に大きな差になります。

もし今、

「自分は仕事ができない」

「転職しても通用しない」

「自分には何のスキルもない」

と思っているなら、自分の可能性を今の時点だけで決めないでください。

自信がないなら、いきなり会社を辞める必要もありません。

求人を見る。

自分の経験を書き出す。

職務経歴書を作ってみる。

転職市場では自分の経験がどう評価されるのか調べてみる。

まずはそれだけでも十分です。

面接に自信がない人へ|転職面接が怖いときの対策7選のように、転職活動そのものにも練習と準備があります。

大谷翔平選手のような一流選手でさえ、基本を繰り返します。

仕事も同じです。

人生を変えるのは、突然手に入る特別な才能ではありません。

今日、一つ勉強する。

今日、一つ改善する。

今日、一つ行動する。

その小さな積み重ねが、

「仕事ができない自分」から、

「どこへ行っても学びながら成長できる自分」

へ変えてくれるのだと思います。

転職とは、完成した自分がするものではありません。

これから成長していく自分のために、環境を選び直すことでもあるのです。

参考

ガクの本棚 徳川家康はどうして 豊臣一族を根絶やしにしたのか

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