
転職したいけど自信がない人へ|怖くて動けないときにやるべき7つのこと
「転職したい。でも、自分に転職できる自信がない……」
「今の会社でも評価されていないのに、他の会社で通用するのかな」
「転職して今より悪くなったらどうしよう」
そんな不安から、求人を見ては閉じることを繰り返していませんか?
転職したいと思っているのに動けないと、
「自分は行動力がない」
「もっと自信をつけてから転職しよう」
と思ってしまいがちです。
でも、自信がつくまで転職活動を待つ必要はありません。
転職活動を始めることと、会社を辞めることは別だからです。
求人を見るだけでもいい。
自分の経験を書き出すだけでもいい。
転職エージェントに相談するだけでもいい。
実際に転職するかどうかは、その後で決められます。
この記事では、「転職したいけど自信がない」と悩んでいる20代・30代に向けて、
- 転職する自信がなくなる理由
- 自信がなくても転職活動していい理由
- 転職できるか不安なときにやること
- 怖くて動けないときの7つの行動
- 転職エージェントの使い方
- 転職しないという選択肢
まで順番に解説します。
転職するかどうかを今すぐ決める必要はありません。
まずは、「今の会社以外にも選択肢があるのか」を調べるところから始めてみましょう。
転職する自信がない5つの理由
「転職する自信がない」と感じる理由は、人によって違います。
ただ、多くの場合は次の5つに分けられます。
1.今の会社で評価されていない
上司から注意されることが多かったり、頑張っても評価されなかったりすると、
「自分は仕事ができない」
と思うようになることがあります。
でも、今の会社での評価が、そのまま社会全体での評価になるわけではありません。
会社によって、
- 求められる能力
- 評価制度
- 仕事内容
- 上司との相性
- 社風
- 教育方法
は違います。
今の会社では評価されなかった能力が、別の会社では強みになることもあります。
「今の会社で評価されていない」
と、
「他の会社でも通用しない」
は分けて考えてみましょう。
2.自分にはスキルがないと思っている
求人を見ると、
「○○経験3年以上」
「○○資格歓迎」
「即戦力募集」
といった言葉が目につきます。
すると、
「自分には特別なスキルなんてない」
と思ってしまいます。
でも、これまで仕事をしてきたなら、本当に何もないでしょうか?
たとえば、
- 顧客対応
- 電話・メール対応
- 見積作成
- Excel
- 納期管理
- 社内調整
- 後輩指導
- クレーム対応
- 業務改善
こうした経験も立派なスキルです。
自分では「普通にやっていること」ほど、自分の強みとして認識しにくいものです。
関連記事:転職したいけどスキルがない20代・30代へ|何から始める?
3.資格を持っていない
「転職するなら資格くらい持っていないと……」
と考えている人もいるでしょう。
もちろん、資格が必要な仕事もあります。
しかし、すべての転職で資格が必須なわけではありません。
中途採用では、
「これまで何をしてきたのか」
「入社後に何ができそうか」
「どんな姿勢で仕事に取り組む人なのか」
なども判断材料になります。
資格がないことだけで転職を諦める必要はありません。
関連記事:転職したいけど資格がない|資格なしでも転職できる?
4.転職して失敗するのが怖い
今の会社に不満があっても、
「転職先がもっと悪かったらどうしよう」
と思うと動けなくなります。
給料が下がったら?
人間関係が悪かったら?
仕事についていけなかったら?
すぐ辞めたくなったら?
転職後の未来は完全には分からないため、不安になるのは不思議なことではありません。
だからこそ、
「絶対に失敗しない会社を探す」のではなく、「失敗する可能性を下げる」
という考え方が大切です。
求人票だけで決めず、面接で質問したり、仕事内容や労働条件を確認したりして判断材料を増やしていきましょう。
関連記事:転職に失敗するのが怖い人へ|不安を減らす7つの方法
5.自分に向いている仕事が分からない
「転職したいけど、やりたい仕事がない」
というケースもあります。
この状態で求人サイトを見ると、何千件もの求人が表示されて余計に分からなくなります。
そんなときは、
「やりたい仕事」
だけで考える必要はありません。
- 得意なこと
- 苦にならないこと
- 人から褒められたこと
- 今の仕事で嫌なこと
- 次の会社では避けたいこと
を書き出してみましょう。
「やりたいこと」ではなく、「自分に合いそうな環境」から考える方法もあります。
関連記事:自分に向いている仕事がわからない人へ|適職の見つけ方
自信がなくても転職活動をしていい理由
ここで一つ覚えておいてほしいことがあります。
転職活動を始める=転職する、ではありません。
求人サイトに登録したからといって会社を辞める必要はありません。
転職エージェントと話したからといって、紹介された会社に応募する必要もありません。
面接を受けたとしても、内定を受けるかどうかは自分で決められます。
転職活動は、
「今の会社を辞める行動」ではなく、「自分にはどんな選択肢があるのか調べる行動」
と考えてみてください。
実際に求人を見れば、
「自分の経験を募集している会社がある」
「今より給料が高い求人もある」
「こんな働き方もあるんだ」
と気づくかもしれません。
逆に調べた結果、
「今の会社は意外と条件が悪くない」
と分かることもあります。
それも転職活動をしたから分かったことです。
転職できるか不安な人が最初にやること
転職できるか不安だからといって、いきなり応募する必要はありません。
最初にやってほしいのは、
自分の経験を書き出すことです。
紙でもスマホでも構いません。
これまで経験した仕事を思いつく限り書いてみてください。
たとえば営業なら、
「営業3年」
だけではなく、
- 既存顧客を担当
- 新規営業を経験
- 見積書を作成
- 顧客との価格交渉
- 納期調整
- クレーム対応
- 社内の製造部門との調整
くらいまで細かく分解します。
すると、
「何もできないと思っていたけど、意外といろいろやっているな」
と気づくことがあります。
自分の経験は、自分にとって当たり前になっているため、意外と見えていません。
関連記事:転職できるか不安な人へ|自信がなくても始めていい理由
転職が怖くて動けないときにやるべき7つのこと
ここからは具体的な行動です。
ポイントは、
いきなり転職を決断しないこと。
小さな行動から始めましょう。
1.転職したい理由を書き出す
まず、
「なぜ転職したいのか」
を書き出します。
給料なのか。
人間関係なのか。
仕事内容なのか。
残業なのか。
将来性なのか。
評価されないことなのか。
ここが分からないまま転職すると、次の会社でも同じ悩みを抱える可能性があります。
2.今の会社の良いところも書き出す
悪いところだけでなく、良いところも書きます。
たとえば、
- 家から近い
- 土日休み
- 残業が少ない
- 人間関係は悪くない
- 有給を取りやすい
などです。
転職先を選ぶとき、
「今の会社で失いたくない条件」
が見えてきます。
3.これまでの経験を全部書き出す
資格や肩書きだけを見る必要はありません。
自分が実際にやってきた仕事を細かく分解してください。
ここから職務経歴書の材料も見つかります。
4.求人を10件だけ見る
まだ応募しなくて構いません。
興味のある仕事を10件ほど見てみましょう。
見るポイントは、
- 仕事内容
- 給料
- 勤務地
- 年間休日
- 必要な経験
- 必要な資格
- 福利厚生
などです。
求人を見るだけでも、
「自分の経験なら応募できそう」
という会社が見つかる可能性があります。
5.気になる会社を保存する
気になる求人があったら保存します。
まだ応募しません。
3社、5社と保存していくと、
「自分はこういう会社に興味があるんだ」
という傾向が見えてきます。
6.職務経歴書を途中まで作る
完璧に作る必要はありません。
まず、
- 会社名
- 在籍期間
- 仕事内容
- 担当業務
- 実績
だけ書いてみましょう。
職務経歴書を作ることは、自分のキャリアを振り返る作業でもあります。
書いているうちに、
「自分にも意外と経験がある」
と気づく人もいます。
7.転職エージェントに相談してみる
一人で考えても分からない場合は、転職エージェントに相談する方法もあります。
この段階でも、
まだ転職すると決める必要はありません。
「自分の経験ならどんな求人がありますか?」
「未経験でも応募できますか?」
「今の年収は転職市場ではどのくらいですか?」
「この経験は評価されますか?」
と聞いてみるだけでも構いません。
転職エージェントは「相談だけ」でもいい?
「転職するか決めていないのに登録していいの?」
と心配になる人もいるでしょう。
転職エージェントは求人紹介だけでなく、転職活動に関する相談や応募書類、面接などのサポートを提供しているサービスもあります。
そのため、
「転職するか迷っている段階で、まず情報を集めたい」
という使い方も選択肢になります。
たとえば、
「今の経験ならどんな求人があるのか知りたい」
「転職したら年収はどうなりそうか知りたい」
「未経験職種への転職について相談したい」
などです。
関連記事:転職エージェントは相談だけでもOK?登録だけしても大丈夫?
まず相談してみて、
「今は転職しない」
という結論になっても構いません。
どの転職エージェントに相談すればいい?
転職エージェントによって、保有求人や得意な年代・職種などは異なります。
そのため、
「どこでもいいから登録する」
のではなく、自分の目的に合ったサービスを選ぶことが大切です。
たとえば、
「まず幅広く求人を見たい」
「20代で初めて転職する」
「30代でこれまでの経験を生かしたい」
「未経験の仕事に挑戦したい」
など、人によって目的は違います。
どのサービスを利用するか迷っている人は、こちらで比較しています。
関連記事:転職エージェントおすすめ比較|20代30代が失敗しない選び方
そして、比較記事から自分に合いそうなサービスの個別記事を確認してみてください。
「相談だけしてみたい」という人なら、最初から何社も登録する必要はありません。
まず1社使ってみて、
「もっと求人を比較したい」
と思ったら追加する方法でもいいでしょう。
面接が怖いなら「自分も会社を選ぶ」と考える
転職に自信がない人にとって、大きな壁になるのが面接です。
「うまく答えられなかったらどうしよう」
「落とされたら自信をなくしそう」
と思いますよね。
でも面接は、企業だけがあなたを評価する場所ではありません。
あなたも会社を見る場所です。
- 面接官の対応はどうか
- 職場の雰囲気はどうか
- 仕事内容を具体的に説明してくれるか
- 残業や休日について説明してくれるか
- 自分が働いている姿を想像できるか
などを確認しましょう。
「採用してください」
だけではなく、
「自分に合う会社なのか確認しに行く」
という気持ちを持つだけでも、面接に対する考え方は変わります。
転職しないという選択肢もある
ここはとても大切です。
転職活動を始めたからといって、
必ず転職する必要はありません。
求人を見て、
面接を受けて、
条件を比較して、
「今の会社でもう少し頑張ろう」
と思ったなら、それも一つの結論です。
転職活動の目的は、
会社を辞めることではなく、自分の選択肢を知ること
だと考えてみてください。
選択肢を知らずに、
「ここで働くしかない」
と思っている状態と、
他の会社も見たうえで、
「今はここで働こう」
と決める状態では、意味が違います。
自信がついてから転職しようと思わなくていい
「もう少し自信がついたら転職しよう」
と思っている人もいるでしょう。
でも、自信がつく日を待っていたら、なかなか動けません。
自信は、
「できるようになってから行動する」
というより、
「小さく行動して、できた経験を積むことで生まれる」
ものでもあります。
求人を1件見る。
気になる会社を保存する。
職務経歴書を1行書く。
転職について誰かに相談する。
それだけでも構いません。
いきなり人生を変える必要はありません。
今日できることを一つだけやってみよう
この記事を読み終わったら、一つだけ行動してみてください。
おすすめは、
求人を10件見ることです。
応募しなくて大丈夫です。
転職サイトを開いて、
自分の年齢、勤務地、希望職種などを入力して検索してみましょう。
すると、
「こんな会社もあるんだ」
「この仕事なら自分の経験を生かせそう」
「思っていたより求人がある」
など、新しい発見があるかもしれません。
そして、
「一人で探しても自分に合う求人が分からない」
と感じたら、そのときは転職エージェントに相談してみればいいのです。
まとめ|転職したいけど自信がないなら「転職する」ではなく「調べる」から始めよう
「転職したいけど自信がない」
と悩んでいるなら、今すぐ転職を決断する必要はありません。
最初にやることは、
転職することではなく、選択肢を調べることです。
今回紹介した7つの行動をもう一度まとめると、
- 転職したい理由を書き出す
- 今の会社の良いところも書き出す
- これまでの経験を全部書き出す
- 求人を10件見る
- 気になる会社を保存する
- 職務経歴書を途中まで作る
- 転職エージェントに相談してみる
この中から、一つで構いません。
転職活動を始めても、今の会社に残ることはできます。
求人を見ても、応募しなくて構いません。
面接を受けても、入社するかどうかは自分で決められます。
「転職するか、今の会社に残るか」の二択で考えなくてもいいのです。
まず、
「自分にはどんな選択肢があるんだろう?」
と調べてみる。
そこで自分に合いそうな会社が見つかったら、次の一歩を考える。
一人では分からなければ、転職エージェントなどに相談してみる。
それくらいのスタートで十分です。
自信がついてから行動するのではなく、
小さく行動しながら、自分の選択肢を増やしていきましょう。
転職エージェントおすすめ比較|20代30代が失敗しない選び方と目的別ランキング
もし今の苦しさが「努力不足」ではなく、職場との相性や環境の問題だった場合、無理に耐え続ける必要はありません。
実際に、環境を変えたことで「自分はダメな人間じゃなかった」と気づく人も多いです。
今の働き方に限界を感じている人は、20代30代向けの転職エージェント比較も参考にしてみてください。