
転職エージェントの初回面談で何を話す?20代30代が準備すべき7つのこと
「転職エージェントに登録してみたい。でも、面談で何を話せばいいんだろう?」
「自分の経歴に自信がないから、相談するのが恥ずかしい」
「まだ転職するか決めていないのに、面談を受けてもいいのかな?」
そんな不安を感じていませんか?
転職エージェントに興味はあっても、初めての面談は緊張するものです。
知らない相手に自分の職歴や転職理由を話すことに抵抗を感じる人もいるでしょう。
特に、今の会社で評価されていなかったり、仕事に自信が持てなかったりすると、「自分なんかが相談していいのだろうか」と考えてしまうかもしれません。
しかし、最初から立派な転職理由や明確なキャリアプランを用意する必要はありません。
転職エージェントの初回面談は、自分を良く見せる場所ではなく、自分の経験や希望を整理するための機会です。
この記事では、初回面談で聞かれること、事前に準備したい7つのこと、相談するときの注意点まで詳しく解説します。
1. 転職エージェントの初回面談では何をする?
転職エージェントの初回面談は、一般的にキャリアアドバイザーが求職者の経歴や希望条件を確認する場です。
サービスによって違いはありますが、主に次のような内容を話します。
- これまでの仕事内容や経験
- 転職を考えている理由
- 希望する業界や職種
- 年収や勤務地などの希望条件
- 転職を希望する時期
- 今後のキャリアについての悩み
面談時間はサービスや状況によって異なりますが、30〜60分程度を目安としているところもあります。
オンラインや電話で実施される場合もあります。
ここで知っておきたいのは、企業の採用面接とは目的が違うということです。
採用面接では、企業が応募者を採用するかどうかを判断します。
一方、転職エージェントの面談は、どのような求人や支援が適しているかを確認するためのものです。
ただし、紹介できる求人の有無や支援内容を判断される場でもあるため、希望すれば必ず求人を紹介してもらえるわけではありません。
大切なのは、自分の状況を正直に伝えることです。
2. 私が仕事を変える中で感じた「経験を言葉にする難しさ」
私はこれまで、学習塾の運営や製造業での営業など、異なる仕事を経験してきました。
業界が変わると、求められる知識や仕事内容も大きく変わります。
その中で感じたのは、自分が普段当たり前にやっている仕事ほど、その価値を言葉にするのが難しいということです。
例えば、営業職ならお客様との打ち合わせや納期調整、社内との連携などがあります。
毎日繰り返していると、特別な経験だとは思わないかもしれません。
しかし、別の会社から見れば、顧客折衝や問題解決、関係部署との調整経験として評価される可能性があります。
学習塾での経験も同じです。
人に教えること、相手の理解度に合わせて説明すること、目標から逆算して計画を立てること。
これらは、教育業界以外の仕事でも役立つ能力です。
つまり、自分の職歴を整理するときは、会社名や職種名だけで考えないことが大切です。
「何をしてきたか」
「どんな問題に対応したか」
「何ができるようになったか」
この3つを振り返ることで、自分の経験を別の角度から見られるようになります。
もし、自分には強みがないと感じているなら、転職したいけど自分に何ができるかわからない人へ|強みの見つけ方も参考にしてみてください。
3. 自分の強みがわからなくても相談していい理由
心理学者アルバート・バンデューラは、自分がある行動を実行できるという感覚を「自己効力感」として研究しました。
この考え方から、キャリアについてもひとつのヒントが得られます。
自信がないとき、人は行動を避けたくなることがあります。
しかし、行動を避け続けていると、新しい経験を得る機会も減ってしまいます。
反対に、小さな行動を通じて、自分にもできることが見えてくる場合があります。
転職エージェントへの相談も、そのひとつです。
もちろん、相談するだけで自信がつくとは限りません。
それでも、第三者から自分の経験について質問されることで、これまで意識していなかった強みに気づくことがあります。
自分の強みを完璧に理解してから相談するのではなく、相談しながら整理するという方法もあるのです。
4. 転職エージェントの初回面談までに準備したい7つのこと
① これまでの職歴を時系列で整理する
まずは、今まで働いてきた会社と仕事内容を書き出しましょう。
例えば次のような内容です。
| 項目 | 記入例 |
|---|---|
| 業界 | 製造業 |
| 職種 | 法人営業 |
| 担当業務 | 既存顧客対応、新規開拓、見積作成 |
| 工夫したこと | 顧客情報の整理、社内連携の改善 |
| 身についたこと | 調整力、提案力、課題解決力 |
最初から完璧な職務経歴書を作る必要はありません。
箇条書きでもよいので、自分の経験を振り返ってみてください。
職務経歴書の作成に不安がある人は、オハナ転職の「書類選考に通る自信がない人へ|職務経歴書の作り方7ステップ」も参考になります。
② 転職を考えた理由を正直に整理する
「人間関係が悪い」
「給料が低い」
「残業が多くてつらい」
こうした理由でも構いません。
最初から前向きな言葉に置き換える必要はありません。
まずは本音を書き出しましょう。
そのうえで、転職によって何を改善したいのかを考えます。
例えば、「残業が多い」という不満なら、「平日は家族と過ごす時間を確保したい」という希望につながります。
不満を整理することで、次の会社に求める条件が見えてきます。
③ 希望条件に優先順位をつける
転職先に求める条件は人によって違います。
年収、休日、勤務地、仕事内容、福利厚生、将来性など、すべてを満たす求人が必ず見つかるとは限りません。
そこで、希望条件を3つに分けてみましょう。
絶対に譲れない条件
例えば、年収400万円以上、通勤1時間以内、土日休みなどです。
できれば満たしたい条件
例えば、リモートワークができる、資格取得支援があるなどです。
状況によって妥協できる条件
例えば、会社の規模や知名度などです。
優先順位が明確になると、紹介された求人を判断しやすくなります。
④ 希望する職種が決まっていなくても候補を考える
「営業を続けるべきか、別の仕事に挑戦するべきか迷っている」
そんな人もいるでしょう。
その場合は、ひとつの職種に絞る必要はありません。
これまでの経験を活かせる仕事と、新しく挑戦したい仕事をそれぞれ考えてみてください。
例えば製造業の営業経験があるなら、技術営業、購買、生産管理など、関連する仕事を調べる方法があります。
ただし、職種によって必要な専門知識や経験は異なります。
実際に応募できるかどうかは求人条件を確認する必要があります。
⑤ 希望する転職時期を考える
「できれば3か月以内に転職したい」
「半年後を目安に考えている」
「まだ転職するか決めていない」
どの状態でも、自分の考えを整理しておくことが大切です。
転職を急いでいない場合は、そのことを最初に伝えましょう。
無理に予定を早める必要はありません。
⑥ 現在の年収や働き方を確認する
面談では、現在の年収や希望年収を聞かれることがあります。
給与明細や源泉徴収票などで、年収を確認しておくとスムーズです。
また、残業時間、年間休日、通勤時間なども整理しておきましょう。
今の働き方を把握することで、転職によって何を改善したいのかが明確になります。
⑦ 面談で聞きたい質問を3つ用意する
最後に、相談したいことを書き出します。
例えば、次の3つです。
「私の経験で応募できる求人には、どんなものがありますか?」
「希望する年収を実現するには、どんな経験が必要ですか?」
「今すぐ転職しない場合、どんなスキルを身につけるとよいでしょうか?」
質問を準備しておくと、面談で緊張しても話を進めやすくなります。
5. 転職エージェントの初回面談で避けたい3つの失敗
失敗① 自分を良く見せようとして話を盛る
経験や実績を誇張すると、実際の能力と合わない求人を紹介される可能性があります。
できることと、これから学びたいことを分けて伝えましょう。
失敗② 希望条件をすべて相手に任せる
「どこでもいいです」
「何でもやります」
こうした回答では、自分に合った求人を見つけにくくなります。
まだ希望が明確でなくても、「何を大切にしたいか」だけは伝えるようにしましょう。
失敗③ 紹介された求人にすぐ応募してしまう
担当者から求人を紹介されても、必ず応募する必要はありません。
仕事内容、労働条件、会社の情報を確認し、自分で納得してから判断することが大切です。
6. 転職エージェントに相談するだけでも大丈夫?
結論からいうと、転職を迷っている段階で相談できるサービスもあります。
ただし、すべての転職エージェントが相談のみの利用に対応しているわけではありません。
登録前にサービスの対象者や支援内容を確認しましょう。
また、担当者によって提案の仕方や得意分野が異なることもあります。
そのため、ひとつのサービスだけで判断せず、複数のサービスの特徴を比較することも有効です。
特に転職が怖くて動けない人は、求人紹介だけでなく、相談のしやすさやサポート内容にも注目してください。
オハナ転職では、転職に失敗するのが怖い人へ|不安を減らす7つの方法で、転職を決断する前にできる準備も紹介しています。
7. どの転職エージェントを選べばいいかわからない人へ
初回面談の準備ができても、どのサービスに登録するべきか迷うかもしれません。
そんなときは、次のポイントで比較してみてください。
- 自分の年代や希望職種に対応しているか
- キャリア相談や書類添削のサポートがあるか
- 希望する勤務地の求人を扱っているか
- 転職を迷っている段階でも相談できるか
- 担当者との相性が合いそうか
知名度だけで選ぶのではなく、自分が必要としている支援を受けられるかどうかが重要です。
転職が怖くて動けない人は、まず自分に合った相談先を比較することから始めてみましょう。
オハナ転職の「転職が怖い人におすすめの転職エージェント3選」では、不安を抱える人がサービスを選ぶ際の考え方を紹介しています。
今すぐ登録する必要はありません。
まずは、自分に合うサービスがあるのか確認してみてください。
8. 初回面談を終えたあと、何をすればいい?
面談が終わったら、紹介された求人をすぐに決めるのではなく、一度振り返ることをおすすめします。
確認したいのは、次の3つです。
自分の強みについて新しく気づいたことはあるか。
紹介された求人は、自分の希望に合っているか。
今の会社に残る場合と転職する場合、どちらに納得できそうか。
面談を通じて、転職したい気持ちが強くなる人もいるでしょう。
反対に、今の会社でもう少し経験を積もうと考える人もいるかもしれません。
どちらも、自分で考えて出した結論なら意味があります。
面談を受けたからといって、転職を決めなければならないわけではありません。
9. 理想の未来|自分の経験を理解し、働き方を選べる人へ
転職活動で本当に大切なのは、内定をもらうことだけではありません。
自分の経験や強みを理解し、これからどんな人生を送りたいのか考えることです。
今の会社で働き続ける。
別の業界に挑戦する。
年収を上げる。
家族との時間を増やす。
どの選択が正しいかは、人によって異なります。
だからこそ、誰かに決めてもらうのではなく、自分の意思で選んでほしいと思います。
転職エージェントは、あなたの人生を決める人ではありません。あなたが自分で判断するための情報を得る手段のひとつです。
自分の可能性を知ることで、今まで見えていなかった選択肢が見つかるかもしれません。
まとめ|転職エージェントの初回面談は、完璧な準備より正直な相談が大切
転職エージェントの初回面談では、次の7つを準備しておきましょう。
- これまでの職歴
- 転職を考えた理由
- 希望条件の優先順位
- 興味のある職種
- 希望する転職時期
- 現在の年収や働き方
- 面談で聞きたい質問
すべてを完璧に準備する必要はありません。
今の時点でわかることだけ整理すれば十分です。
「転職したいけれど、まだ迷っている」
その気持ちも正直に伝えてみてください。
大切なのは、転職することを急ぐのではなく、自分の未来について考えるための一歩を踏み出すことです。
まずは今日、面談で聞いてみたい質問をひとつ書き出してみませんか。