
はじめに
この記事を読むメリット
この記事をおススメする方
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志望企業選びのコツ3選
(1)3つの角度から考える
1.やりたいこと
2.できること
3.やること
(2)条件を整理しておく
1.転職の軸
2.譲歩できるライン
(3)誠実に対応する
1.責任感
2.真剣さ
3.相手を思いやる
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履歴書、職務経歴書について
前提:安易な応募はムダ
1.経験の違い
入社1年未満
入社2~3年
同職種への応募
正社員経験なし
2.職種の違い
事務
法人営業
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面接官との受け答え
1.現在の仕事内容
2.仕事への問題意識
3.自己PR
4.転職理由
5.最後に聞きたい質問
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おわりに
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はじめに
この記事では転職の書類選考や面接でうまくいくコツなどをお伝えするのですが、転職を繰り返していた当時の自分に教えてやりたいです。
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この本を読んだ感想ですが、書類も面接も戦略を持って進めれば決して難しいものではないと感じました。
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詳しくは参考書籍を読んでいただきたいですが、そのエッセンスを少しだけでもお伝えできればと思います。
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この記事を読むメリット
・転職の書類選考が通りやすくなる
・転職面接の成功率がアップする
・相手の気持ちを考えられるようになる
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この記事をおススメする方
・転職の書類や面接で悩んでいる方
・転職の軸を決めておきたい方
・面接官の心理を知りたい方
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興味のある方は以下、お付き合いください。
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志望企業選びのコツ3選
ここからは志望企業を選ぶ上でのコツをお伝えしていきます。
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(1)3つの角度から考える
志望企業を選ぶ上で必要な考え方について、ポイントを3つに分けました。
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この3つの要素を組み合わせてリサーチすると効果的でしょう。
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1.やりたいこと
やりたいこととは、自分の希望となります。
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例えば、事務や営業などの仕事内容で考える方法や、ゲーム業界、不動産業界など会社が扱っている商品やサービスで選ぶ方法などがあります。
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これは自分がどうしたいかという自分軸で企業を選ぶ方法になります。
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若い時の自分はこれだけで企業を選んでいたので、次の2,3も必ず意識して企業を選ぶようにしましょう。
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2.できること
できることとは自分の経験やスキルを差します。
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例えば、今までの職務経歴でどんなことを経験してきたのか、自分の強みとすることは何なのかを振り返って伝えられるようにしておきましょう。
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このできることがあなたの武器になります。
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3.やること
やることは志望企業が求める人物像や仕事内容の事です。
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考え方として、
・1のやりたいこと
・2のできること
2つを組み合わせて3のやることをマッチングさせることが重要となります。
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その前段として、やることを見極めるための企業のリサーチが重要です。
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企業の求人票、ホームページなどに「求める人物像」が掲載されているかと思いますので、その箇所を読み込んでおきましょう。
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(2)条件を整理しておく
1.転職の軸
転職の軸とは自分が転職で実現したい事や大事にしている考え方を差します。
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例えば、家族で過ごす時間を大切にしたいという思いから残業はなるべく少なくしたい、自分のやりがいを感じる仕事で会社や社会へ貢献したいなどです。
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転職先の見つけ方が分からない?の記事でも転職の軸について解説しています。
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転職の軸を考えるため、一度時間を取って自分を見つめ直してみましょう。
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2.譲歩できるライン
転職先を探す基準として譲歩できるラインを決めておくと志望先を絞り込みやすくなります。
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例えば、
・車で30分以内、電車で30分以内
・年収〇〇万円以上
・勤務開始が8時半以降
・仕事内容(営業、事務など)
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あまり多すぎると該当する職場がなくなってしまうため、2~3個の条件を作って勤務先を絞り込んでみるのもおススメです。
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私の場合は通勤時間と勤務開始時間をマストの条件として、その他の条件は達成できなくてもOKというスタンスで転職活動を行いました。
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(3)誠実に対応する
志望企業を選ぶ上でのコツの3つ目は誠実に対応することです。
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誠実とはまじめで、真心があることを差しますが、面接官へ誠実さを感じてもらうために以下の3点について気をつけてみましょう。
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1.責任感
責任感とは最後まで仕事をやり切る気持ちや行動を差すと定義します。
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生半可な気持ちでは辛いことがあった時にくじけてしまうこともあるかもしれません。
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あるいは、経験が足りなければ次々と起こる出来事についていけないこともあるでしょう。
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それでも仕事を投げ出さずに最後までやり切れるかどうかが重要です。
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体育会系の出身の人は最後まであきらめない気持ちや先輩後輩の礼儀などがしっかりしている傾向があるため、営業などで重宝されるようです。
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2.真剣さ
真剣さとはいい加減や遊び半分でなく本気なことを差します。
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普段はふざけていても、いざという時には真剣に取り組めるかどうかが重要だと考えています。
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転職の例で言えば書類の一つ一つに手を抜かずにできるかどうか、自分の思いを言葉を選んで伝えられるかどうかなど、言動や所作の一つ一つに心配りができるかどうかがポイントです。
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私が注意したいと考えていることが、字をキレイに書くことです。忙しいことを言い訳にしてメモを雑に取ってしまう癖があるので、一つ一つの文字から丁寧に書こうと心がけています。
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3.相手を思いやる
誠実さの3つ目のポイントは相手を思いやれるかどうかです。
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相手を思いやるとは、相手の立場になって考えられるかどうかです。
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履歴書の文字を相手が読みやすいようにキレイな字で書いたり表現を分かりやすくしたりすることはもちろん、志望企業の立場になってどんな人物像が求められるかを考えられると面接を突破しやすくなるでしょう。
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履歴書、職務経歴書について
ここからは履歴書、職務経歴書についてお伝えしていきます。
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作成方法については履歴書、職務経歴書それぞれ解説していますのでこちらもご参照ください。
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前提:安易な応募はムダ
まず前提として数打てば当たる的な安易な応募はムダであると知っておきましょう。
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私もかつて大量応募をしたことがありますが、大量応募の履歴書は面接官に即座に見破られて書類選考で落とされてしまうでしょう。
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なぜなら、履歴書に魂がこもっていないからです。
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そういう履歴書は
・字が雑、誤字脱字が多い
・文章につながりが無い
・内容が薄い
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などの特徴があり、履歴書から「ウチの他にも数多く応募しているな」と感じさせる内容となってしまいます。
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1通1通の履歴書に全力投球し、魂を込めて提出するように心がけましょう。
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1.経験の違い
経験の違いによって履歴書の内容は変えていくべきですが、状況の違いによってどう変えていくかをお伝えします。
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入社1年未満
短期離職という点がネックとなり、採用しても簡単に辞めてしまうのでは?と思われてしまいます。
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ただ、最近は新卒で入社してもすぐに辞めてしまうという現象が起きており、一概に短期離職だからと言って評価が下がることも減っているようです。
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ただ、短期離職の理由を理解してもらえるようにしっかり説明できるようにしておきましょう。
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入社2~3年
第二新卒と言われる2~3年の経験者ですが、「ウチで使えそうな知識や経験があるか?」をまず判断されます。
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仮に知識や経験があると認められれば即戦力として活躍できるでしょうし、仮になかったとしても新卒扱いで評価されることもあります。
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その他、業務への誤解や思い込みが無いかどうかを聞かれることもあります。
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同職種への応募
同業種の経験がある場合、「なぜ前職を辞めるのか」を100%聞かれることでしょう。
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その質問には明確な答えが必要です。
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例えば、会社方針の〇〇という考え方に合わなくなり、部署移動も人事に掛け合いましたが受け入れて貰えなかったため転職を決意したというように、理由に加えて自分の試行錯誤もセットで伝えると効果的です。
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その辺りの話は面接で「なぜ今の会社を転職したいの?」の記事で詳しく紹介しています。
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正社員経験なし
正社員の経験が無い方が正社員の応募をしてきたとき、あなたが面接官ならどういう質問をしますか?
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おそらく、「なぜ今まで正社員にならなかったのですか?」と質問することでしょう。
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例えば、今までフリーターだった方が正社員で働きたいと考える事は尊いことだと思いますが、転職を実現させるために「なぜフリーターから正社員へ転職したいのか?」を言葉で説明できるようにしておきましょう。
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2.職種の違い
事務
事務の仕事を経験している場合、担当部署の人数と事務の比率を説明できると仕事の規模感や負担を面接官へ伝わるでしょう。
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その他、
・業務改善
・マニュアル作成
・後輩指導
などは事務としての実績となります。
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注意点として、事務は求人数に対して応募者数が多く、選考が通りづらいことがあります。
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そのため、事務職を狙う場合は数多く応募することが必要となるでしょう。
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法人営業
営業職はどんな業種の仕事でも求人がある職種ですが、その中で法人営業に関して言うと
・年商
・商材
・対象顧客
・エリア
・営業手法
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などどのような営業活動をしてきたか、またどんな試行錯誤をしてきたかが伝わると効果的です。
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もちろん成果が上がっていることに越したことはありませんが、たとえ成果が出ていなくとも試行錯誤の内容を具体的に伝えられると面接官のポイントは上がることでしょう。
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面接官との受け答え
ここからは著書から面接官との受け答えで参考になった部分を抜粋してポイントをご紹介します。
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1.現在の仕事内容
質問:現在の仕事内容を説明してください
面接官の本音:どの程度即戦力になるか?役立つスキルはあるか?
ポイント:志望先で役立つ実務経験やスキルを簡潔かつ具体的に伝える
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志望先で役立つ実務経験とは何でしょうか?
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実はここまでの間に答えをお伝えしたのですがお気づきでしょうか。
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それは、志望先の求人内容に答えが書かれています。
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2.仕事への問題意識
質問:仕事の上で大きな失敗をしたことがありますか?
面接官の本音:仕事に対する問題意識の高い人間か?業務に対する責任感を持っているか?
ポイント:失敗を「ない」と答えては問題意識が無いと思われる
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自分の失敗を反省しているかどうかが問われている質問です。周りから注意、指摘されたことなどを問題として認識する必要があります。
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3.自己PR
質問:自己PRをしていただけますか?
面接官の本音:この人を採用するメリットは?他の応募者と比べて評価できる点は?
ポイント:精神論や実績だけでなく、応募先の視点で役立つ自分を伝える
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「応募者の視点で」とありますが分かりますか?
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もし自分が応募者だったらどう思うか?を考えてみましょう。
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それが自分を客観視することにつながりますが、自己PRをしている自分を俯瞰して見た時に志望先企業にとってプラスになっているかを考えられると面接の通過確率がぐっと上がることでしょう。
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4.転職理由
質問:転職(退職)を決心したのはなぜですか?
面接官の本音:ささいなことで辞める人か?職場に何を期待しているのか?
ポイント:応募先で実現できる将来の目標に焦点を当てる
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この答えでNGなのは前職の愚痴を言うことです。
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あなたが面接官になったつもりで考えてもらいたいのですが、前職の愚痴を言っている応募者をどう思いますか?
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「この人は次の転職先でウチの愚痴を言うんだろうな」と私なら思います。
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そうではなく、志望先の企業で実現したい事などに焦点を当てて答えられるといいと思います。
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転職面接で使うべき鉄板ワード4選の記事でも紹介していますのでこちらも参照ください。
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5.最後に聞きたい質問
質問:最後に何か質問はありますか?
面接官の本音:面接を終わりたいのだがいいだろうか?こちらの説明は理解できたか?
ポイント:入社希望を伝える、面接結果の連絡と職場見学依頼をする
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どうしても聞きたい質問があればいいと思いますが、特になければ入社したい意思を改めて伝えるようにしましょう。最後の言葉は印象に残りやすくなります。
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また、面接結果の連絡方法は聞いておくようにしましょう。
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その他、自分が働く職場を見学させてほしいという申し出も積極的に写ることでしょう。
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おわりに
この記事では転職の書類選考と面接の通過率を上げるポイントなどについてお伝えしました。
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あなたの転職が成功することを願い、記事を終えたいと思います。
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(参考)
小島美津子著 転職の書類選考は9割突破する
小島美津子著 採用側の本音を知れば転職面接は9割成功する