転職ノウハウ 20代

求人票の固定残業代とは?20代30代が確認したい5つのポイント

求人票を見ていて、こんなふうに思ったことはありませんか。

「月給30万円。今より高いし、けっこういいかも」

ところが、その下をよく見ると**「固定残業代5万円・30時間分を含む」**と書いてある。

すると今度は、

「固定残業代って何?」
「30時間は必ず残業するってこと?」
「固定残業代がある会社は避けた方がいいの?」

と、急に難しく感じてしまいますよね。

私も若い頃は、求人を見るとまず月給の数字に目がいっていました。

正直に言えば、給与の「中身」まで細かく比較する意識はあまりありませんでした。

でも転職を何度も経験してきて感じるのは、求人票は大きな数字より、その数字がどうできているかを見ることが大切だということです。

この記事では難しい言葉をなるべく使わず、固定残業代の求人を見つけたときに「ここだけ確認すればいい」というポイントを順番に説明します。

そもそも固定残業代って何?

まず、難しく考えなくて大丈夫です。

固定残業代とは簡単に言えば、**「一定時間分の残業代などを、あらかじめ毎月の給与に入れておく仕組み」**です。

会社によっては「みなし残業代」と書かれていることもあります。

たとえば求人票に、次のように書いてあったとします。

月給30万円
基本給25万円
固定残業代5万円(30時間分)を含む

この場合、「基本給が30万円」という意味ではありません。

30万円の中に、

基本給25万円+固定残業代5万円

が入っている、という見方をします。

ここが最初のポイントです。

求人票の「月給」だけを見ない。

これだけでも、求人の見え方はかなり変わります。

「固定残業代30時間」=毎月30時間残業するの?

ここは特に誤解しやすいところです。

求人票に「固定残業代30時間分」と書かれていても、それだけで「毎月必ず30時間残業する」という意味にはなりません。

逆に、「30時間分のお金が入っているから、30時間までは無料で残業させられる」という意味でもありません。

だからこそ、求人票の数字だけで実際の働き方を決めつけないことが大切です。

知りたいのは、その会社・その部署で、実際にはどのくらい残業しているのかです。

求人票に30時間分と書かれていても、実際の平均残業時間が月10時間程度という場合も考えられます。

一方で、固定残業時間に近い働き方が続いている職場もあるでしょう。

つまり、求人票を見た段階では「答え」はまだ分かりません。

私は求人票を、会社を判断するための完成された資料というより、面接で何を聞けばいいかを考えるための資料として見るのがいいと思っています。

求人票で確認したい5つのポイント

1.まず「月給」ではなく「基本給」を見る

たとえばA社とB社の求人が、どちらも月給30万円だったとします。

A社:基本給25万円+固定残業代5万円
B社:基本給29万円+手当1万円

表面上はどちらも30万円です。

でも中身は同じではありません。

もちろん、この数字だけでA社とB社のどちらが良いとは決められません。

ただ、比較するときには「月給30万円」という一番大きな数字だけを見るのではなく、何と何を足して30万円になっているのかを見るクセをつけてください。

スマホや家電を買うときも、価格だけではなく容量や機能を比べますよね。

求人票もそれと似ています。

2.固定残業代はいくら入っているか

次に金額を確認します。

「固定残業代あり」とだけ覚えるのではなく、月給のうち何円が固定残業代なのかを見ます。

ここを確認すると、

「給料が高いと思った理由」が基本給なのか、固定残業代なのか、それとも別の手当なのか

が見えてきます。

転職では年収が気になるのは当然です。

ただ、給与だけでなく「その金額がどう構成されているのか」まで見ることで、会社同士を比較しやすくなります。

3.何時間分なのかを見る

金額とセットで見たいのが「時間」です。

同じ5万円でも、「20時間分」と「40時間分」では受け取る印象が違います。

ここでも大切なのは、

「40時間と書いてあるから危ない」

と即決することではありません。

なぜその時間設定なのか。実際の残業はどのくらいなのか。

次に確認するポイントを作るために数字を見るのです。

4.設定時間を超えた場合の扱いを見る

求人票では、固定残業代の対象となる時間数だけでなく、それを超えた時間外労働についてどのように扱うと記載されているかも確認しましょう。

細かい文字なので飛ばしたくなりますが、ここは大事です。

分かりにくければ、その場で完全に理解しようとしなくても構いません。

「ここは面接で確認する」

とメモしておけば十分です。

求人票を一度読んですべて理解できる人ばかりではありません。

分からない言葉があったときに、分かったふりをしないことの方が大切だと思います。

5.実際の残業時間を確認する

最後は求人票の外側にある情報です。

私なら面接で、こんなふうに聞きます。

「求人票では固定残業代が30時間分となっていますが、配属予定部署の最近の月平均残業時間はどのくらいでしょうか?」

これなら「残業したくありません」という聞き方ではありません。

入社後の働き方を具体的に知りたい、という自然な質問です。

さらに余裕があれば、

「繁忙期は何月頃ですか?」
「繁忙期と通常月では残業時間にどのくらい差がありますか?」

と聞くと、よりイメージしやすくなります。

具体例で比べるともっと分かりやすい

ここで、架空の2社を比べてみましょう。

A社

月給32万円。

基本給26万円、固定残業代6万円・35時間分。

実際の残業は通常月15時間程度で、繁忙期は30時間前後。

B社

月給29万円。

基本給28万円、手当1万円。

固定残業代なし。

実際の残業は月20時間程度。

さて、どちらがいいでしょうか。

答えは、人によって違います。

収入を重視する人、基本給を重視する人、残業時間を重視する人、仕事内容を重視する人。

それぞれ判断基準が違うからです。

だから求人票を見るときに必要なのは、

「この会社は良い・悪い」

とすぐ決めることではありません。

自分は何を大事にして働きたいのかを考えながら、条件を一つずつ分解することです。

私も昔は「月給が高い=良い求人」と考えがちだった

20代の頃の私は、自分の仕事選びの軸がはっきりしていませんでした。

転職をするときも、給与、仕事内容、会社の知名度など、目に入りやすい条件に引っ張られることがありました。

でも、仕事を始めてから気になるのは求人票の大きな文字だけではありません。

「実際はどんな一日なのか」
「誰と働くのか」
「どのくらい残業するのか」
「休みは取りやすいのか」
「何を期待されているのか」

こういう細かな部分が、毎日の働きやすさにつながります。

今の仕事で見積書や仕様書を見るときも同じです。

合計金額や大きな見出しだけで判断せず、中身を分けて確認します。

求人票も、大きな数字を見たあとに一段深く見る。

これだけで失敗を減らせると思います。

固定残業代がある会社は避けるべき?

「固定残業代あり」と書かれていると、それだけで不安になる人もいると思います。

ただ、固定残業代の有無だけで、その会社の働きやすさを決めることはできません。

逆に、固定残業代が書かれていない求人なら絶対安心、とも言えません。

確認したいのは、制度の有

-転職ノウハウ, 20代

© 2026 オハナ転職 Powered by AFFINGER5