コンビニバイトをクビになった著者が「やりたいこと」を見つけて人生を変えた話
ストーリー要約
【第1章:挫折】
大学1年の春休み、旅行中に突然コンビニバイトをクビに。
「やる気がない」「シフトが少ない」などを理由に店長から一方的に通告された。
バイトの動機は「楽そうだから」であり、実際には覚えることが多く苦手の連続。
特にタバコの銘柄など複雑な業務に対応できず、自己嫌悪に。
【第2章:自己発見】
「自分にできることは何だろう」とネットをさまよい、「強み診断」に出会う。
診断結果:
- 苦手:決められた作業、指示されること、大勢との会話
- 強み:アイデア発想、じっくり考える、人に伝える
→ コンビニでの失敗は「能力不足」ではなく「適性の不一致」だと気づく。
【第3章:強みで動き出す】
得意な「考えを伝える」を活かして、ブログを開始。
パソコンに向き合って書くことはまったく苦でなく、自然に没頭。
初期の記事がSNSで拡散し、読者数1万人を突破 → 書くことの楽しさと可能性を実感。
→ 徐々に収益化し、半年で月9万円、1年半で月100万円に到達。
【第4章:違和感と本当の転機】
金銭的には成功しても、ブログが「お金のための仕事」になり、心が消耗。
「このままではまずい」と気づき、「本当にやりたいこと」を探し直す決意。
→ 気づいたのは、自分が「自分の内面を探求すること」が好きだという事実。
→ 過去の自分のように悩む人に、学んだことを伝えることが「本当にやりたいこと」だと確信。
「やりたいこと探し」を終わらせる自己理解メソッド
【根本的な問い】
なぜ「自己理解」が必要なのか?
それは社会が複雑化し、損得では選べない時代だから。
将来の正解は誰にもわからない時代において、大事なのは「心の基準」で選ぶ力。
つまり、自分が「どうしたいか」で選ぶ生き方。
自己理解メソッドの3本柱
1. 好きなこと(= 情熱)
- 関わるだけで楽しい
- 「なんで?どうすれば?」と問いが自然に湧く
2. 得意なこと(= 才能)
- 自然と人より上手くできる
- 頑張らなくても夢中になれる
3. 大事なこと(= 価値観)
- 生き方や行動の判断基準
- 幼少期や尊敬する人物から浮かび上がる
2つの公式
- 公式①:好きなこと × 得意なこと = やりたいこと
- 公式②:やりたいこと × 大事なこと = 本当にやりたいこと
ワーク:価値観を見つける5つの質問(管理人キクスケの実例より)
問い | 回答例 |
---|---|
尊敬する人は? | 坂本龍馬、孫悟空、桜木花道、孫正義 |
なぜ? | 挑戦・成長・努力・冒険・未来を切り拓く姿勢 |
強い原体験は? | 歌を好きになった経験、演劇、ドラクエへの没頭 |
社会への不満 | 自分で考える力・行動力・本質を見抜く力が足りない |
子どもに伝えたいこと | 感謝・約束を守る・素直である・自分で考える |
→ これらから見える価値観:
成長・挑戦・自立・誠実さ・感謝
まとめ:やりたいこととは何か?
- 「好きな分野 × 得意なやり方」= やりたいこと
- 「それを通じて大事にしたい価値観を実現できる」= 本当にやりたいこと
例:ファッション(好き)× ものづくり(得意) × 社会に表現の自由を広げたい(価値観)= 本当にやりたいこと
おわりに
「やりたいことは探すのではなく、思い出すもの。あなたの中にすでにある。」
八木氏の成功までの軌跡とワークでは管理人キクスケの実体験を入れてお伝えしました。
やりたいことを見つけるために
・得意なこと
・好きなこと
・大事なこと
この3つを掛け合わせて考えるようにしてみましょう。自己理解に興味を持たれた方は著書をご覧ください
参考
八木 甚平 著 やりたいことの見つけ方 人生のモヤモヤから解放される 自己理解メソッド