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中高年の転職市場が盛り上がっているって本当?40代からでもまだ間に合う、転職のすゝめとは?

40代以上の転職が増えているのはなぜ?

雑誌(THE21 2022-07 No.452)より

2020年度の41歳以上の転職者数は5年前と比べて約2倍となり、伸び率に至っては25歳以下をも上回り世代別のトップです。

なぜこれほど中高年の転職者が増えているのでしょうか?

個人的には1の人口減が一番大きな原因かと考えていますが、そのおかげで私のような40代も転職市場でまだまだチャンスがあるようです。

それでも転職はなかなかうまくいかないことは知っておくべき

パーソル総合研究所の「転職に関する定量調査」によると、

・希望に合う求人の数が少なかった

・求められる年齢と自分の年齢に乖離があると感じた

・応募できそうな求人の数が少なかった

これらの求人に対するショックが中高年ほど高くなっている調査結果があるようです

パーソル総合研究所の小林上席主任研究員によると、

・30~40社に落ちてしまうことも珍しくない

・大企業の部長クラスでも簡単に転職できることはない

・決してバラ色の転職市場が広がっているわけではない

と中高年の転職へ警鐘を鳴らしています。

結論、中高年に対する求人は増加傾向にあるが、簡単に転職できるわけではないということです。

40代・50代が知らずに損する!今後の転職市場の新常識とは?

1.スカウト型の採用が拡大

スカウト型の採用とは、企業から求職者へ対して「一本釣り」をする採用方法です。

例えば、ビズリーチにあなたの職務経歴を登録すると、求人をしている企業からスカウトが届くことがあります

ダイレクト・リクルーティングという採用手法らしいですが、下記参照ください。

雑誌「日経トレンディNo.505 2023年4月号より」

スカウトを受けられるのは嬉しいことですが、そのためにはこまめにレジュメを更新して企業から検索されやすくした方がいいでしょう。

2.越境型の転職が王道に

越境型の転職とは「異業種x異職種」の転職を指します。

リクルートエージェントのデータによると約10年間で11%以上も増加して最多の転職手法となっています。

そのための助けとして転職エージェントの存在があります。

転職エージェントについてはこちらの記事でも紹介しているのでよかったら参照ください。

使い方についてですが、下記参照ください。

雑誌「日経トレンディNo.505 2023年4月号より」

転職エージェントも総合型、特化型など多くの種類があります。総合型は幅広く求人を扱っている一方で、サポートはそこまで充実していないという特徴があるようです。特化型は逆に求人数は少ないものの、エージェントのサポートが充実しているところが多いようです。

中高年の場合は年収の高いハイクラスの求人も狙えると思います。転職するからには今の収入を少しでも上げていきたいですよね。

3.増加するリファラル採用とは?

リファラル(referral)とは、英語で「紹介」「推薦」「委託」などの意味を持つ言葉ですが、いわゆる知人のツテは大きな紹介源です。

教育系Youtuberとして有名なオリエンタルラジオの中田敦彦氏が「転職2.0」の本の紹介で

これからはSNSなどのゆるいつながりからのリファラル採用が増える

と述べています。

例えば、私は令和の虎というYoutubeをよく見ていますが、仕事で何か人脈を探している時にそのチャンネルで見た人を紹介するかもしれません。

その他、企業がマーケティング人材を欲しがっているとして、マーケティングについて情報発信をしている人を一本釣りするなど、

SNSxリファラルxスカウト

のような採用形態も今後増えてくるのではないでしょうか。

転職を成功するための転職のすゝめとは?

自分のスキル・経験の価値を正しく把握すること

リクルート・HR統括編集長の藤井氏によれば「専門分野特化型よりも、複数分野での経験を活かし、他部署や社外とコラボしてプロジェクトを動かせる、領域横断型の仕事が出来る人の評価が高まっている」との事です。

自分にそこまでの専門性がなくとも、専門性を持った人と一緒にビジネスができるように一緒に動けることが大切ということです。そのためには専門家の方と話ができるくらいに自分の知識を付けておく必要があります。

利益率が高く、業界内で優位なポジションにいる企業を狙う

スキルをいくら上げても企業自体が儲かっていなければ給料は上がりません。

例えば、あなたがエンジニアだとして名前も知らない企業よりも、ヤフーやメルカリなどの企業の方が給料は高いかと思います。

実際に転職ができるかは置いといて、転職をするときは企業の利益率や業界内でのポジションにも注目しておくといいでしょう。

ITエンジニアバブル

人材不足が叫ばれているIT業界ですが、その中でも特にITコンサルタントの人材が求められているようです。ITエンジニアは経営者並みの報酬が得られることもあるようなので、スキルのある方は活躍が期待できそうです。こちらの記事でも紹介していますのでよかったらどうぞ。

おわりに

今回は40代からでも間に合う転職業界の現状と転職のすゝめについてお伝えしました。

自分も職務経歴のアップロードは怠らないようにしたいです。

(参考)

LHH転職エージェント 転職できる40代とは?中高年が転職を成功させるために知っておくべきこと

日経トレンディNo.505 2023年4月号

THE21 2022-07 No.452

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