
【書籍解説】「やめること」で人生がラクになる|本田晃一『なんか勝手に人生が良くなる やめることリスト』
こんにちは。
今回は、実業家で作家の本田晃一さんが書いた話題の書籍『なんか勝手に人生が良くなる やめることリスト』から、「やめることで心の負担を軽くする」という視点に注目してご紹介します。
■ 人生がうまくいかないのは、"頑張りすぎ"かもしれない
仕事も恋愛も人間関係も、なんだかうまくいかない……。
そんなとき、私たちは「もっと頑張らなきゃ」と自分を追い込みがちです。
でも本書では、「やめる」ことで人生が自然とラクになり、結果としてうまく回りはじめる、と提案しています。
つまり、「やらなきゃ」と思っていたことの中に、実は手放してよいことがたくさんあるのです。

■ やめて心がラクになる7つのこと
① 八方美人をやめる
人間関係の悩みの多くは、「誰とでもうまくやろう」とすることで生まれます。
苦手な人とも無理して付き合っていませんか?
本田さんは、「嫌な人とは無理に関わらなくていい」と断言します。
自分の時間と心のスペースは、「好きな人」だけに使えばいいのです。
嫌な人の良いところを無理に探そうとしなくていい。
自分を守るために「距離を取ること」が大切。
② 本音を隠すのをやめる
「断りづらい」「嫌われたくない」と、自分の本音を抑えていませんか?
そこでおすすめなのが、「手紙を書く」という方法。
相手に渡さなくてもOK。
自分の気持ちを素直に書くだけで、心の整理ができて、感情が軽くなります。
③ 嫉妬を抑えるのをやめる
誰かに嫉妬してしまう自分に、罪悪感を持っていませんか?
でも実は、嫉妬は「自分がなりたい姿」のサイン。
だからこそ、その相手をよく観察して、
・良いところはマネする
・悪いところは反面教師にする
と、**成長のエネルギーに変えることができます。
④ 自分を責めるのをやめる
失敗したとき、何度も自分を責め続けていませんか?
謝ったあとは、もう終わりと決めて気持ちを切り替えることが大切です。
「ミス=価値が下がる」と思い込んでいませんか?
むしろ、失敗からどう立て直すかが人生では重要。
自分を責める時間を、次への改善に使いましょう。
⑤ 認められようとするのをやめる
SNSや仕事で「他人に評価されること」がモチベーションになっていませんか?
それが悪いわけではありませんが、評価されることだけが目的になると、本来の自分を見失います。
他人の目線よりも、「自分が心からやりたいこと」に素直であることのほうが、人生は豊かになります。

⑥ 成功を積み上げるのをやめる
成功体験を自信の拠り所にすることは多いですが、
その成功が否定されると、自信まで崩れてしまうこともあります。
そこで本田さんは「無条件の自信」を提案しています。
今の自分は、何があっても素晴らしい存在だと認めること。
他人や結果に左右されない、自信の土台を持とう。
⑦ 幸せを追い求めるのをやめる
「もっと幸せにならなきゃ」と追いかけるほど、今の自分が不幸に思えてしまいます。
でも実は、今すでに幸せなことに気づいていないだけかもしれません。
たとえば、「今日もご飯が食べられた」「ちゃんと眠れた」「誰かと話せた」…
そんな日常の中に、たくさんの幸せがあるのです。
今あるものに「ある」と意識を向けることで、心が満たされていく。
■ 真面目なあなたこそ、「やめる」ことでラクになる
本書が教えてくれるのは、「頑張ること」だけが人生をよくする方法ではないということ。
やめてもいいことを手放すことで、心が軽くなり、本来の自分らしさが戻ってきます。
真面目な人ほど、「やることリスト」ばかり増やして、気づかないうちに自分を苦しめていることも。
この本はそんなあなたの肩をそっと押してくれる、心のデトックス本と言えるでしょう。
■ おわりに:やめて、自由になる
- 八方美人をやめる
- 本音を隠すのをやめる
- 嫉妬を抑えるのをやめる
- 自分を責めるのをやめる
- 認められようとするのをやめる
- 成功を積み上げるのをやめる
- 恋愛で悩むのをやめる
- 幸せを追い求めるのをやめる
やめることで、自分の人生がラクになる。
やることを増やすのではなく、やめることで得られる自由を、あなたもぜひ体験してみてください。
参考
フェルミ゙漫画大学 要約 なんか勝手に人生は良くなる やめることリスト 本田晃一