
具体と抽象を行き来する思考力と、仕事を早く進めるための実践スキル
1. 仕事ができる人の共通点は「具体と抽象の往復力」
優秀な人が共通して持っているスキルの一つに「具体と抽象を行き来する力」があります。
▷ 具体とは何か?
具体とは、人間の感覚で直接捉えられるもの。形・姿があり、目で見たり耳で聞いたりできるものです。たとえば、「YouTube」という言葉は具体。YouTubeと聞いてハンカチやニコニコ動画を思い浮かべる人はいません。
▷ 抽象とは何か?
抽象とは、複数の具体を一般化したもの。たとえば「野菜」という言葉は抽象的な概念であり、キャベツ・ピーマン・人参などの具体的な要素を含んでいます。
▷ なぜ往復が重要か?
具体から抽象へ抽象から具体へと往復することで、再現性の高い施策を導き出すことが可能になります。たとえば売上アップを考える時、「施策を考える(抽象)」→「割引やイベント実施(具体)」のように落とし込みが必要です。
2. 抽象化・具体化スキルの鍛え方
● 抽象化スキルの鍛え方
抽象化とは、複数の異なる事象の共通点を見つけて一般化する力です。これは「抽象化ゲーム」で鍛えることができます。
例:
- 電車とおにぎりの共通点は?
一見全く違うものですが、「どちらも中にいろいろなものを含んでいる」という共通点があります。
このように、目に見えない共通項を見出す練習が思考力を育てます。
● 具体化スキルの鍛え方
具体化は、抽象的なアイデアを現実的な施策に落とし込む力。これを磨くには、「制約を設ける」ことが有効です。
例:
- 「売上を上げる施策を考えよう」という抽象に対して
→ 「人が少ない」「予算がない」「時間が限られている」といった制約を設定
→ 制約条件内で実現可能なアイデア(割引・SNSキャンペーンなど)を出す
3. 仕事を早く進めるためのコツ

● 成果がすべて。頑張りよりも「結果」
仕事において大事なのは、かけた時間や労力ではなく「具体的な成果」。特に、単位時間あたりの付加価値を最大化することが重要です。
● 周囲の力を借りる
仕事が遅い人の特徴として「すべてを一人でやろうとする」傾向があります。
→ 会議や資料作成なども、必要に応じて周囲の力を活用することが大切です。
会社は人件費・設備費などのコストを背負っているため、コスト意識を持って仕事を分担・連携しましょう。
4. 仕事が早い人の思考パターン
● 作業に入る前に「仮説」と「構想」
仕事が早い人は、すぐに手を動かさず、まず仮説と構想を立ててから作業に入ります。仮説を持って上司に確認を取りながら進めることで、方向性のズレや無駄な作業を防げます。
上司にとって「何をやっているかわからない」ことが一番のストレス。こまめな報告や仮説ベースの相談が信頼につながります。
5. まとめ
- 具体と抽象を行き来することで、再現性ある考え方・施策が生まれる
- 抽象化スキルは「共通点を探すゲーム」で鍛えられる
- 具体化は「制約を設ける」ことで網羅性が高まる
- 仕事のスピードは「仮説→相談→実行」の順で加速する
- 一人で抱え込まず、周囲を巻き込むことで高い成果が出せる
「考える力」や「仕事の速さ」はセンスではなく、スキルです。具体と抽象を意識的に使い分け、明日からの仕事に活かしてみましょう。
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参考
ハック大学 優秀な人は 具体と抽象の往復をする
ハック大学 誰でもできる仕事が早くなる方法