この記事では、大塚寿著の40代を公開しない50のリストという本から40代を後悔しないための行き方について紹介したいと思います。
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元リクルートで MBAを取得した著者が1万人の失敗談からわかった人生の法則を伝えてくれており、ありがたく読ませていただきました。
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大塚寿氏について
リクルートに入社した著者は1万人以上から後悔しない生き方の具体的な方法を学びました。
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その結果、人生の目標は明確になりMBA留学のためにリクルートを退職し、実家のヤマメの養殖を2年間行って渡米したそうです。
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その後、仕事が軌道に乗り始めて順調に行くと思っていた矢先、業績が振るわなくなったそうです。
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著者は積極的に攻める姿勢を失っていたことや、惰性では生きていけないことに気づき、初心に戻って新しいことにチャレンジすることを決意したそうです。
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そして、諸先輩から聞いた後悔リストを念頭に入れながら果敢に挑戦したことによって、大手企業からの受注を獲得し、40代で年収は10倍になったそうです。
管理人の学び
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今までなら年収を10倍にしたノウハウにすぐ飛びついていたと思います。
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しかし今はそのノウハウをなぜ活用しようと思ったのか、その背景を理解しなければいけないと感じています。
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大塚氏はMBA を取得して勝算を持ってビジネスを進めてきたと思いますが、自分なりのやり方では限界が来てしまったのでしょう。
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私も 塾経営においては自分なりのやり方で限界が来てしまったのでよくわかります。
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そんな中で先人たちの教えをうまく生かして成功したことには意味があると思っています。
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私もその教えに触れることで自分のビジネスに生かしていきたいと思いましたし、この記事を読んでいただくあなたにも共有したいと思いました。
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何を目指すか決めておくこと
自分にとって大切なことは何か?
自分の人生で手に入れたいものは何か、やりたいことは何か、などを整理しておきましょう。
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私の場合は
・お金
・自由
・家族との時間
を手に入れたいと思っています。あなたの手に入れたいものは何ですか?
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自分の手に入れたいものが明確になれば、自分の価値観が明確になるかと思います。
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本の中では手に入れたいこと3つを円グラフにするといいと書いてありました。
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会社が何を求めているかを意識する
S さんはある大手企業の基幹部門である企画部の課長を務めていました。
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直属の上司は取締役本部長だったのですが 思いつきの指示が多く、S さんの課員は振り回されていました。
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S さんは本部長からの指示のフィルター役になって現場の混乱を避けようと仕事の割り振りを行い、課員の混乱を是正しました。
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しかし、突然 S さんに下った事例は営業部門への課長代理としての転属でした。
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実は、本部長はSさんにマネジメントのスキルではなく、部下たちと一緒にマーケティングのスキルを身につけて欲しかったようです。
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これは上司に直接聞かないと分からない話で、きっとこうだろうという思い込みが招いた失敗例になります。
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ここから学ぶことは、思い込みはやめて会社がどんな期待をしているかを聞き、その期待に応えることが重要だということです。
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成果の振り返り
定期的に貢献内容を振り返る
走り続けていると自分の位置が分からなくなることもあるでしょう。
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自分自身を振り返る時間を大切にして、自分が会社に貢献できたことやできるようになったことをまとめてみてもいいと思います。
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私の営業スキルを例にすると、
・大型受注をいただけるようになった
・1人で営業に出させてもらえるようになった
・上司から新規営業担当を引き継いだ
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などの変化がありました。
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まったくの素人で入社したところから比べれば、昨年1年で大分成長できたのではないかと感じています。
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今回は昨年1年間で振り返ってみましたが、長期休みの度に振り返ればより精度の高い分析ができるのではないかと思います。
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優先順位の観点
関係者軸と時間軸
優先順位の決め方として重要度と緊急度に分けて考える話は知っていましたが、その判断の仕方が関係者軸と時間軸で見分けるそうです。
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サッカーやバスケットでボールを持ったときにパスするときの目の動きと似ているのですが、
・両サイド → 関わってくる関係者軸
・前後 → 何日後という時間軸
この2つを意識して判断するといいようです。
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私の営業の例で言うと、
・売上が見込めるもの、社長案件→関係者軸
・納期が近いもの→時間軸
という判断になります。
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おかげさまで会社へ数多くの問い合わせをいただいているのですが、売上の少ない案件や次につながらない案件も多く、優先順位の話をよく聞いていました。
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仕事を依頼してくる相手は「なるべく早く」と依頼してくることが多いため、これらを基準にして優先順位を決めて、時には断ることも必要になってくると思います。
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家族・地域との時間を作る
40代からは仕事を頑張ることに加え、家族や地域との時間も大事にした方が良いと感じています。
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子供の教育について
早い人だと子どもが社会人になる場合もあるでしょう。または子どもが思春期になってきて、育児から教育が求められるようになります。
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子供は親が思う以上に親の言動や行動をよく見ており、子供は親の鏡とも言えます。
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例えば、親が勉強嫌いなのに子供へ勉強させようとしても、子供は親を見ているので難しいでしょう。
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その場合、親が率先垂範で勉強に取り組む姿勢を見せることが子供をやる気にさせる最適の方法と言えます。
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親としてのあり方
結論、子供と対話することが重要です。
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子どもがどんなことに興味があるのか、どんなことを楽しんでいるのかを積極的に話を聞きましょう。
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うちの子供は絵を描くことが好きなのですが、絵画教室に通わせて本人のやる気を伸ばしてあげるようにしています。
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親のやるべきことは子供がやりたいと言ったことを肯定してあげることや、やりたいことをできる環境を用意してあげることだと思います。
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夫婦円満であること
子供の前で親が怒鳴り合うことは子供へ悪影響を与えます。
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ウチもたまに怒鳴りあってしまうので反省です(._.)
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個人的には奥さんを立てて旦那がぐっとこらえるのがいいのではないかと思います(笑)
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地域社会とのつながり
実は私、30代の頃は地域とつながることはありませんでした。
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しかし、子供が小学校に入学するタイミングで地域の役員を引き受けてイベントの運営に携わるようになりました。
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私の場合は子供の成長がきっかけで地域とつながるようになりましたが、40代の方にとって自分の生活する地域とつながっておくことは悪くないと感じています。
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「遠くの親戚より近くの他人」という言葉があるように、何かあった時に頼れるでしょうし、老後に孤独な人生を送らないためにも付き合っておいて損はないと思います。
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職場と家庭以外の第三の場所を持つことが大事と聞きますが、それらとまったく違う人間関係を構築する上でも重要だと感じています。
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時間の使い方を考える
平日は仕事で忙しいあなたへ、土日の時間の使い方を意識することをお伝えします。
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午前
午後
夜
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土日を3つの時間帯に分けて、6コマで考えると分かりやすいそうです。
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私もこの考え方を意識して土日を過ごしたいと思います。
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バイブル読みとは
一冊の本を暗記できるくらいにまで読み込むことで、より深く内容を理解できることがメリットです。
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東大合格者数日本一を達成した灘高の国語の勉強法は「銀の匙」という作品を何度も読み込むことでした。
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文章の中に出てくる意味の分からない言葉があったら、それらを分かるまでとことん調べます。
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教養を深めるためにお気に入りの一冊を見つけるところから始めたいと思いました。
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人付き合いについて
最後は対人関係についてお伝えします。
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交渉力を持つ
私は営業なので、会社に利益をもたらす受注を取ることが求められています。
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とはいえ、なかなか難しいのが現状です。
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そんな中でどんなことを意識したらいいでしょうか?
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相手と自分の状況を的確に判断する
例えば、相手が他に頼めるところがなくてウチへ依頼してきた場合、こちらが主導権を持って交渉を進める事ができます。
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極端に言えば、こちらの言い値で商売ができるでしょう。または、他の受注を理由に高い単価で受注をいただくよう交渉が可能になります。
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または、大型案件を受注する場合は品質基準が厳しかったり、監査が必要だったりすることがあります。
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その場合は手間をかけて準備する必要がありますが、毎月安定した売上が確保できる見込みがあるならその手間をかける価値があるでしょう。
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ビジネスがうまくいきそうだという大局観を持ち、そこへ数字や優先順位を考えて落としどころを見つけるという交渉力を身につけたいと思います。
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年下との人間関係を大事にする
40代のあなたはこれまで年上の方との付き合いを大事にしてこられたことと思います。
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そんな中で、これからは年下との人間関係も大事にしていきましょう。
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年齢的に年下の方の割合が増えてきたことはもちろん、情報やチャンスを年下の方が持っていることもあるようです。
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スマートフォンやパソコンなどテクノロジーは若者の方が敏感ですし、柔軟な発想力という点でも若者は貴重な人財です。
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次代へつなげていくためにも、年下との人間関係を大事にしたいですね。
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おわりに
この記事では40代を後悔しない50のリストの本を元に重要なポイントを私のフィルターを通してお伝えしました。
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40代になっていなくとも、40代とはこういう年代だということを知ってもらえれば幸いです。
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(参考)
大塚寿著 40代を後悔しない50のリスト
Youtube図書館 40代から年収が10倍になれる生き方と働き方を解説!人は逆転できる!
ハッシーと本と【本要約YouTuber】 【40代を絶対後悔したくない人へ】40代を後悔しない50のリスト【11分で解説】