ビジネスの立ち上げ

【いい会社とは何か?】志で選ばれる企業になるための7つの原則|長く愛される企業に共通する考え方

この記事はこんな人に向いています

・経営者、経営幹部、リーダー層で会社の方向性を明確にしたい
・理念経営、パーパス経営に興味があり何から始めればいいか知りたい
・利益だけでない持続的で幸せな会社づくりを考えている
・人が辞めない会社、愛されるブランドの作り方を知りたい
・社員を巻き込みながら強い組織を育てたい
・中小企業や組織の発展に関わる支援業、コンサル、教育担当者

この記事を読むと得られること

・いい会社に共通する条件が分かる
・利益ではなく志を基準にした経営の捉え方を理解できる
・長期的に愛される企業になるための具体的な視点が得られる
・理念を言葉だけで終わらせず現場に浸透させるヒントが手に入る
・企業ブランドが強くなる理由、独自価値を育てる考えがわかる
・今の経営や組織づくりにすぐ活かせる視点として使える

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いい会社の共通点は「志が中心にある」

利益を出すことは企業の重要な役割ですが、利益は目的ではなく結果。
会社が存在する理由、社会にとっての価値、未来へ残す意義。
それらを明確にした企業ほど、長く繁栄し、社員の誇りも育まれます。

SDGsの観点からも、企業は今「社会にどう貢献するか」が問われています。

日本には有名企業ではなくとも
・顧客から深く信頼され
・社員が誇りを持って働き
・業界で一目置かれる企業
が数多く存在します。

そんな企業に共通するのが志 つまり存在意義を軸にした経営です。


渋沢栄一と近江商人に学ぶ企業が残る本質

日本の経営思想では古くから「人のために働く」価値観が根付いています。

近江商人の 三方よし 売り手よし 買い手よし 世間よし
渋沢栄一の 論語と算盤 道徳と利益の両立

渋沢は資本主義より合本主義という考えを強調しました。
人、知恵、お金が集まり社会の役に立つ事業を行うことこそ企業の価値だと説いたのです。

利益を追うだけでなく社会に必要とされ続けるかどうか。
それが企業の寿命を決めるとも言えます。

日本最古の企業は西暦578年創業。
千年以上存続する企業があるのは世界でも稀です。
その背景にも志を軸にした経営が存在します。


志経営 七つの原則

現場で見えてきた「いい会社の条件」を整理すると次の七つにまとめられます。

1 志が明文化されている
2 現場で行動に落とし込まれている
3 働く人の人間性を尊重している
4 常識にとらわれず独自価値を創造する
5 志と収益の軸が結びついている
6 顧客や取引先にも志が伝わっている
7 長期視点で未来世代に責任を持っている

これが整った企業は訪れるだけで明るさや前向きさが伝わってきます。
まるで会社そのものがパワースポットのような場所になります。


独自価値は外ではなく内側から生まれる

マーケットイン 市場起点 の考え方は大切ですが、それだけでは他社と同質化し競争が激しくなります。
今求められるのはインサイドアウト 自分たちの信念起点 です。

たとえばあるホテル企業ではチェーン化せず唯一無二の体験価値を追求し、
日本のおもてなしを世界へ伝える志のもと事業展開をしています。

短期的利益より在り方を貫いた結果ファンが増えブランドが強くなるのです。


すべての顧客に好かれる必要はない

いい会社は「誰に好かれたいか」「誰には提供しないか」も明確にします。
世界観を壊す顧客まで迎えるとブランドが薄まり信念が揺らぎます。
価値を守るために時には断る勇気も必要です。


おわりに~志ある企業が未来に残る

いい会社とは志を軸に価値を生み続ける企業。
利益は志に基づく価値提供の結果として手に入るものです。

まずは問いを立てることから始まります。

私たちは何のために存在するのか
誰に喜ばれる会社でありたいのか
未来にどんな価値を残したいのか

この問いが企業の軸をつくり長く愛されるブランドを育てていきます。

参考

鈴木祐介著 なんのために経営するのか

-ビジネスの立ち上げ

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