この記事はこんな方にオススメ
- 今の仕事にやりがいや誇りを感じられず悩んでいる人
- 転職を考えているけれど「続けられる仕事とは何か」を知りたい人
- 一流の職人や企業の姿勢から学んでキャリアに活かしたい人
この記事を読むとどうなるか
- 1400年続いた会社の秘密を知ることで、長く働ける仕事観が分かる
- 宮大工が大切にする「技術」「心構え」「師弟関係」から学べる
- 自分の仕事やキャリア選びに必要な考え方が見えてくる

日本最古の企業・金剛組に学ぶ1400年続く仕事術|宮大工が受け継ぐ技と心
なぜ金剛組は1400年も続いたのか
金剛組は578年に創業し、今も神社やお寺を修復し続けています。
普通の企業なら数十年で消えることもあるのに、なぜ1400年も続いたのか。
理由はシンプルです。
1つ目は「本物の技術を受け継ぎ続けたこと」
2つ目は「地域や人々の信頼に応え続けたこと」
神社やお寺は一度建てれば何百年も残ります。
だからこそ「この仕事を任せれば間違いない」と言われる技術と姿勢を守り続けてきたのです。
親方から弟子へ伝わるもの
宮大工の現場では、最新の機械やボルトを使わず、昔ながらの技を守ります。木と木をつなげる「仕口(しくち)」という加工もノコギリ一本から始まります。
弟子はまず基本から徹底的に叩き込まれます。例えば19歳の新人・山崎さんは、親方に「ここを叩いてみろ」と指導され、初めて自分の手で柱をつなげられたときに「釘を使わなくても、こんなに強くつながるんだ」と実感しました。
怒られることもありますが、親方は必ず「最初は丁寧に教えないと分からない」と言います。厳しいだけでなく、基礎を大切にするのが宮大工の育て方です。
引き継がれる思い
宮大工たちが共通して口にするのは「建物は100年先も残る」ということです。
自分の手で削った木が、子どもや孫の世代まで残る。だから一切の妥協はできない。
新人の山崎さんも「普通の大工より、細かく技を教えてもらえる。だから宮大工を目指した」と話しています。
父親も大工だった彼は「親父が建てた家を見て育った。自分も誇れるものを残したい」と語ります。
この思いのバトンが、1400年間途切れることなく受け継がれてきたのです。
仕事や転職にどう役立つのか
宮大工の世界は特別ですが、学べることはたくさんあります。
- 基礎を大事にすること
どんな仕事も最初の基礎が一番大切です。メールの書き方や小さな報告の仕方も「仕口」のように土台になります。 - 信頼を積み上げること
金剛組が地域に選ばれ続けたのは、約束を守り続けたから。転職でも同じで「この人なら任せられる」という信頼がキャリアをつくります。 - 自分の仕事を未来に残す意識を持つこと
「とりあえず今だけできればいい」ではなく、「これは誰かに役立つか」を考えるだけで、毎日の取り組み方が変わります。
実例:キャリアに置き換えると…
- 入社1年目で報告やメモを徹底した人は、3年後にチームを任されやすくなる
- 転職活動で「これまで続けてきた習慣」を語れる人は、企業からの信頼を得やすい
- 「100年残る建物」を意識するように、「5年後の自分が誇れる仕事」を意識すれば、無駄な転職を減らせる
宮大工のように、今は小さな仕事でも「未来につながる」と考えればキャリアの軸がぶれにくくなります。
おわりに
金剛組が1400年続いたのは、派手なことではなく「技術」「信頼」「思い」を途切れさせなかったからです。
キャリアの浅い今だからこそ、この考え方は参考になります。
基礎を大切にし、信頼を積み上げ、未来につながる仕事を意識する。
それがあなた自身のキャリアを10年、20年と続ける力になるはずです。
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あなたの成功を願い、記事を終わります。
参考
MBS NEWS【特集】親方と19歳の弟子…日本最古の企業「金剛組」1400年の"宮大工の技術"を継ぐ(2021年3月2日)