【最強のやる気術】“脳が勝手に動き出す”モチベーションの科学|星渉著より
「やらなきゃいけないことがあるのに、なぜかやる気が出ない…」
「気合を入れても、30分後にはもうダレている…」
そんな悩みを抱えているあなたへ。
日本トップの起業家コンサルタント・星渉さんの著書をもとに、「自由自在にやる気を出す方法」をご紹介します。
ポイントは、やる気には3つの種類があるということ。そして、その中で最も再現性が高いのが「ギャップモチベーション」。
この記事を読めば、「やる気を出そうと頑張る」のではなく、脳が勝手に動き出す状態を作れるようになります。
【まず前提】やる気には3つのタイプがある
① ハイモチベーション(気合型)
「よっしゃやるぞ!」「気合い入れて頑張ろう!」というタイプのやる気。
一時的にテンションは上がりますが、急上昇したやる気は、急降下しやすいという落とし穴があります。
- 危険:持続性がない
- 頼りすぎると「続かない人」になる
② アクションモチベーション(行動型)
作業興奮とも言われるやる気。行動を始めると、やる気が後からついてくるタイプ。
- 動き出せばOK
- でも「そもそも動けない…」という人が多い
③ ギャップモチベーション(理想とのズレ)★最強★
現実と理想のギャップに反応して、脳が勝手にやる気を生み出すモチベーション。
脳はギャップを見つけると、「やばい!埋めなきゃ」と自然に行動を起こさせるのです。
【実例で理解】なぜギャップで動けるのか?
たとえば、10時に大事な取引先との打ち合わせがあるのに、今は9時50分。会場まで徒歩15分。
この状況、やる気があるかないかなんて関係なく、あなたはきっと「急いでタクシーに乗る」はずです。
これは「間に合いたい(理想)」と「間に合わない(現実)」のギャップが、あなたの脳に火をつけたから。
【実践】ギャップモチベーションを自由に使う3ステップ
ステップ①:未来記憶を作る(なりたい自分を“リアルに”イメージ)
- 視覚:どこにいる?何が見える?
- 聴覚:誰とどんな会話をしている?
- 感情:どんな気持ち?ワクワク?感動?
- 動作:どんな姿勢?どんな動き?
ポイントは、感情を込めて五感で描くこと。
このイメージは「実現していなくても、脳は“記憶”として保存」してくれます。
ステップ②:最低5回以上思い出し、声に出す
イメージを繰り返し再体験することで、未来記憶はより強固に。
たとえば「ありがとうございます!ついに夢が叶いました!」など、感情を込めてセリフを口に出すとさらに効果的。
ステップ③:毎日繰り返す
毎日続けることで、理想の未来と今とのギャップが生まれ、脳が勝手に「動かなきゃ!」という状態になります。
【補足】もう一つの“やる気の源”は「過去記憶」
未来だけでなく、「過去の経験」とのギャップでもやる気は生まれます。
たとえば、「去年は1ヶ月前から練習してマラソン1位になった」という記憶があれば、今年はまだ練習してない=「ヤバい、そろそろやらなきゃ」と感じます。
- 体験が多い人は、やる気のトリガー(ギャップ)も多くなる
- 成功体験でなくてもOK。失敗経験でもギャップは生まれる
星さん自身も、過去のマラソン大会で「努力しても負けた」という体験が、今も“人より努力しなきゃ勝てない”というやる気の源泉になっているそうです。
【まとめ】やる気を“出そうとしない”のが正解!
重要なポイントまとめ
- 無理やりやる気を出すハイモチベーションは危険
- 行動すればやる気が出るアクションモチベーションも、最初の一歩が難しい
- 脳が勝手に動き出す“ギャップモチベーション”を使うべし!
- ギャップは「未来記憶」や「過去記憶」とのズレから生まれる
- 自分でやる気を作るのではなく、脳にやる気を出させる仕組みを作ること
✔ この記事を読んだあなたへおすすめのアクション
- 今夜、5分でいいから「未来記憶」をイメージしてみよう
- 過去の成功体験・失敗体験を3つ思い出して、書き出してみよう
- 明日から、ギャップを活かしてやる気を「仕組み化」してみよう!
「やる気がないから行動できない」はもう卒業。
今日からは、ギャップで脳が動き出す仕組みを手に入れて、やる気の主導権を“自分”ではなく“脳”に任せてみてください!
参考
フェルミ漫画大学 要約神モチベーション やる気次第で人生は思い通り 星渉