
やる気に頼らない!「自己管理能力」を高めるシンプルな方法とは?
■ 将来が不安…だからこそ「自己管理能力」を高めたい
「このままで大丈夫かな…」「やるべきことが多すぎて何もできない」
そんな不安を抱えていませんか?
将来に向けて不安をなくすために、今できる一番のこと。
それが 「自己管理能力」 を高めることです。
自己管理とは、健康・生活・お金・時間・感情など、自分の行動や習慣をコントロールする力のこと。
単に「意志が強い」とか「根性がある」ことではありません。
実は、多くの人が勘違いしているのですが――「自己管理」は気合いより仕組みで決まります。
■ 自己管理ができない人の3つの特徴
- 誘惑に弱い(食べ物・SNS・ゲームなど)
- 規則正しい生活ができない(夜更かし・朝起きられない)
- モチベーションに左右される(気分が乗らないとやらない)
■ 自己管理がうまくいく人の共通点
では、逆に「自己管理ができている人」は何が違うのでしょうか?
共通するのは、自分に合った「ルール」と「仕組み」を持っていることです。
■ 自己管理力を高める4つのステップ
① 気合いではなく“動機づけ”から始める
大きな目標ほど、やる気は長続きしません。
まずは「なぜそれをやるのか?」という目的を見つけましょう。
例:ダイエット → 「痩せたい」ではなく「疲れにくい体で毎日を充実させたい」など
② 目標は“段階的に”設定する
いきなり「毎日筋トレ1時間」「1ヶ月で10冊読む」といった高すぎる目標はNG。
まずは「10分だけ運動」「気になったページだけ読む」といった小さな成功体験を積み重ねましょう。

③ 自分だけの“マイルール”を作る
例:
- 筋トレ10分したら、おやつを少しだけOK
- 夜10時以降は食べない代わりに、朝は好きなものを食べていい
- SNSは30分だけ使えるアプリに限定
このように、自分に甘くてOKな“仕組み”を設計することがポイントです。
④ 振り返りの習慣をつくる
毎週or毎日、「何をやった?よかったこと・悪かったこと・次にやること」を書き出しましょう。
ピーター・ドラッカーも「振り返りこそ、成長への鍵」と語っています。
■ やる気が出ない時の対処法
やる気は、「出すもの」ではなく「後からついてくるもの」です。
■ 行動が先、やる気は後
脳科学では、「体を動かした後に脳が『やる気スイッチ』を入れる」ことが明らかになっています。
つまり、「気分が乗らないからやらない」ではなく、“とりあえず5分やる”ことでエンジンがかかるのです。
■ 自己管理を高めるためのテクニックまとめ
テクニック | 説明 |
---|---|
強制的に環境をつくる | 自宅の机を仕事専用にする、カフェに行く、作業アプリを使うなど |
SNS断ち | SNSを削除する or 使用時間を制限するアプリを使う |
やることの選択肢を減らす | 「掃除」→「机の上だけ」など細かく分解 |
セルフコンパッション | 「できなかった自分」を責めず、「次やればOK」と受け入れる |
■ 最後に:「始めた人」から変わり始める
自己管理が苦手な人の多くは、「始める前」に悩みすぎています。
でも、大切なのは“とにかく始めること”。
気合いも才能もいりません。
まずは今日、「やることリストを1つだけ実行する」ところからスタートしましょう。
やったことよりも、やらなかったことのほうが人は後悔する
(米国の研究より)
だからこそ、やってみる。それが未来の自分を救う第一歩です。
■ 参考文献・情報
- 堀田秀吾『科学的に自分を思い通りに動かす セルフコントロール大全』
- 菊之進の職場ハックch 自己管理能力が高い人と低い人との違いと自己管理のコツ 4選
- サムの本解説CH 16分で解説 科学的に自分を思い通りに動かす セルフコントロール 大全
- 経済経営系大学の動機付け研究