会社で事業計画の作成を行っているのですが、個人のスキルを伸ばすための事業計画も必要だと考えています。
なぜなら、自分の欠点を改善することで仕事のパフォーマンスが上がるからです。
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事業計画とは何?どんなことをするの?
事業計画とは、事業の目標達成に向けた具体的な行動計画で、事業の運用にあたって必要なプランを分析・計画したものです。
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例えば、独立開業するときに融資を受けるために作ったり、企業が長期的ビジョンを内外に宣言するために作ったりします。
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そう考えると、「個人レベルでそんな計画は必要ないのでは?」
と思われるかもしれません。
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決してそんなことはなく、中長期視点で改善していくことにも意味があると思っています。
なぜなら、人の性格や考え方はすぐに変わるものではないからです。
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今回の記事では、自分の課題などを中長期的に解決していくための計画の立て方についてお伝えしていきます。
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自分の課題とは何か?
次に考えるのが自分の課題についてですが、あなたは自分の課題を理解していますか?
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課題=欠点と考えると分かりやすいかもしれません。面接で「あなたの長所と短所を教えてください」と聞かれることもあるでしょう。
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あるいは、仕事の中であなたが注意されていることがあるかもしれません。
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あなたの短所や注意されていることなどを自覚し、言語化することがあなたの課題を理解することにつながります。
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管理人の課題とは何か?
具体例として、私を例に課題を考えてみます。
コミュニケーションがずれている
私は会社でずれているとよく言われるのですが、一つに言葉のキャッチボールがきちんとできていないことが考えられます。
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その原因は何かをなぜなぜ分析を通して深堀していきます。なぜなぜ分析の記事はこちらから参照ください。
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コミュニケーションがずれている原因に相手がどう思うかを考えて発言ができていないから、という点について
原 因:相手がどう思うかを考えた発言ができていない
なぜ?:相手の気持ちを考えていないから
なぜ?:自分の言いたいことを伝えればいいと思っていたから
なぜ?:自分のことしか考えていなかったから
なぜ?:相手の事に無関心だったから
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上記のように「なぜ?」を繰り返していくと、真の原因にたどり着けます。
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今回考えた「相手がどう思うかを考えていない」という現象の真の原因は「相手の事に無関心だったから」ということになります。
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改善策を考える
真の原因が分かったら、次にどうすれば改善できるか?を考えていきます。
では、相手の事に無関心なのを改善するためにはどうしたらいいでしょうか?
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結論、相手の事に関心を持てればいいのですが、
では、どうやって関心を持てるようにするかを次に考えます。
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関心とは、心にかけること。気がかり。特に、興味をもって、注意すること。
という意味で、普段から周りを気に留めておくことができていなかったということになります。
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例えば、社内で同僚がいろんな話をしているのを耳に入れておくと、
その場では自分に関係がなくとも誰かに聞かれた時に役立つこともあります。
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これができれば社内の事に関心を持つことができ、課題の解決につながります。
日々のちょっとした心がけが課題の解決になればこれほどうれしいことはありません。
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他にも解決策はあると思いますので、一緒に考えていきましょう。
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改善したかどうかを評価する
今回の例で言うと、自分の心がけを変えることで課題の解決への糸口が見えました。
しかし、これで終わりにしてはいけません。
実際に改善したかどうかを評価、レビューする必要があります。
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評価の方法ですが、周りからの評価を聞くことが一番です。
組織の中で仕事をする以上、組織での評価が自分の評価となります。
よって、周りの人に自分がどう変わったのか、その声を集めることで評価につながります。
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事業計画にどう落とし込むか?
基本的には上記のような改善事項について、計画、実践、評価を毎月進めていきます。
月々の実績が年間計画、3か年計画へつながり、そして10年後のありたいビジョンへとつながります。
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逆に考えると、
10年後のありたいビジョン(長期計画)
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3年後の中期目標
↓
1年後の短期目標
↓
毎月の実行計画
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これらを全部含めて事業計画となります。
個人レベルでそこまで壮大な計画を立てる必要はないかもしれませんが、将来的にどうなりたいかというイメージを持つことは大切だと思います。
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おわりに
今回の記事では個人の事業計画を作っていこうという内容を紹介しました。
今すぐできることとして、自分の課題をなぜなぜ分析を通して深堀していくことが重要です。
あなたのスキルが伸びるように祈り、終えたいと思います。