施工管理とは建設工事の現場において、工事が安全かつ品質の高い状態で、計画通りに進行するように管理する仕事のことです。
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一つの建物を作り上げるには多くの人数が必要ですが、施工管理は職人への指示出しや工程管理など数多くの仕事をこなす必要があります。
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施工管理の仕事で一番重要なことって何?
施工管理は職人と違い、物を作るわけではありません。
では施工管理の仕事とはなんでしょうか?
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施工管理は施主や職人たち、近隣の住民とコミュニケーションを取って仕事を円滑に進めるのが仕事です。
建物に関わる多くの人達とコミュニケーションを取るために、施工管理の役割は各工程に関わる人が分かりやすい言葉に言い換える翻訳業の仕事とも言えます。
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施工管理の仕事はぶっちゃけどうなの?
施工管理の平均年収は約580万円と、全職種の平均年収約440万円より高めです。
しかし、休日出勤が多くて早出や残業も多いなど、時給換算すると割に合っていないという評価もあるようです。
職人さんたちの仕事が終わってから事務仕事があったり、現場のことを学ぶためのインプットをしたりと激務なようです。
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しかし、地図に乗るような建物を作る仕事に関われるのは大きなやりがいの一つとなるでしょう。
苦難を乗り越えて役割を果たした仲間たちと喜びを分かち合えることもやりがいと感じられるかもしれません。
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施工管理の仕事の詳しい内容は?
1.工程管理
例えば、解体工事をして搬出をして間仕切りを立てて・・といった段取りを考えるのが工程管理の仕事です。
工程管理に重要なスキルは想像力です。次に何をしなければならないのかを頭で考える必要があります。
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その他、納期を段取りすることも重要です。この工事の規模だとどのくらいの人員と時間が必要になるかを見積もります。
リフォームマンションなどだと設備や家具などの納期がかかることがあるため、それらを先に抑える必要があります。
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2.安全管理
ヘルメットの着用が義務付けられていたり、危険予知運動を義務付けていたりと安全に対する配慮も求められます。
建設現場だと「ご安全に」という挨拶が多いようですが、けがを起こさないために何をするべきかを考える必要があります。
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3.原価管理
昨今は原材料費が上がっていますが、品質を落とさないでいかに安くできるかを考える必要があります。
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4.品質管理
お客さんが納得できるものを作っていけることが重要です。
その他、建築基準法や消防法などの法令も守って違法建築とならないようにする必要があります。
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施工管理に向いている人の特徴は?
1.コミュニュケーションが好きな人
施工管理は職人さんとのやり取りや施主、近隣住民、職場の先輩後輩など多くの人とコミュニケーションを取る必要があります。これらを面倒くさいと思わず、コミュニュケーションを楽しめるようなら向いていると言えるでしょう。
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特に職人さんは自分のやってきたことに誇りを持っているため、ある意味頑固な一面があります。それに対してこちらは現場の知識がないため、職人さんへのリスペクトが必要となります。
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時には謙遜して職人さんを立てたり、思ってもいない発言をして職人さんに動いてもらう必要があるかもしれません。
仕事を円滑に回すために演じるなどの立ち回りが必要になるかもしれません。
そういったコミュニュケーションを苦にしない性格なら向いていると思います。
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2.勉強好きな人
施工管理の仕事は現場の多くの人とコミュニケーションを取る必要があるため、知識を身につけないと職人さんと会話ができません。
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仕事の時間以外に専門用語インプットをしたり、図面を頭に叩き込んだりすることを苦にしない勉強好きな人なら施工管理の仕事に向いていると思います。
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3.体力のある人
施工管理の仕事は朝早く夜遅くまでになり、さらに休日出勤で10連勤15連勤なんてこともあるので、仕事を乗り切るために体力があるに越したことはありません。
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いくら現場作業をしないとはいえ、掃除をしたり現場の写真を撮ったりするなど日中はずっと動き回ることとなるため、繰り返しになりますが体力があるに越したことはありません。
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おわりに
この記事では施工管理の仕事の紹介と向いている人の特徴などについてお伝えしました。
施工管理の仕事に興味を持った方は下記のリンクからどうぞ。
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20〜32歳までの既卒、フリーター歓迎!
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(参考)
建設チャンネル 施工管理の仕事内容6選!これができないと現場監督は不可能!?
建設チャンネル 施工管理(現場監督)に向いてる・向いていない人の特徴を徹底解説!
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